そこで、マネコミ!では、30代の共働き子育て世帯の妻203人に、夫が「無駄遣いしている」と感じる支出やその理由、さらに自身の無駄遣いだと思う支出について調査しました。
調査の結果、7割の妻が夫のお金の使い方にモヤモヤを抱えており、特に日常的・習慣的に発生しやすい支出に対して感じていることがわかりました。「自分だけが気にしすぎ?」と思っている人は、ぜひ世間のリアルな声を参考にしてみてください。
夫のお金の使い方「無駄だな」と感じる妻は7割超
そもそも、夫のお金の使い方を「無駄だな」と感じる妻の割合はどれくらいなのでしょうか。調査結果は、以下のとおりです。

「よくある」「ときどきある」をあわせると、74.4%にのぼります。調査対象者の約3/4が、夫のお金の使い方に対して何らかの不満を抱えていることがわかりました。
これだけの人が「無駄遣いがある」と回答しているのは、実際に夫がお金をかけているもの・ことに要因があるといえそうです。
妻が嘆く「夫の無駄遣い」TOP10
では、妻は夫のどのような支出を「無駄遣い」だと感じているのでしょうか。夫のお金の使い方に対して「よくある」「ときどきある」「あまりない」と回答した方(n=184)に聞いた結果を見ていきましょう。
〈表〉夫のどのような支出を無駄遣いだと思いますか?
| 順位 | 支出項目 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 飲み会・交際費 | 36.4% |
| 2位 | 外食・買い食い・コンビニでの買い物 | 27.2% |
| 3位 | タバコ | 26.1% |
| 4位 | ギャンブル・宝くじ | 26.1% |
| 5位 | お酒 | 25.0% |
| 6位 | ファッション・アクセサリー | 15.8% |
| 7位 | 美容・身だしなみ | 9.2% |
| 8位 | ジム・スポーツ | 8.2% |
| 9位 | アウトドア・DIY | 7.6% |
| 10位 | 推し活 (ライブ・ファンクラブ・配信投げ銭) | 6.5% |
上位には、飲み会や外食、タバコ、ギャンブルなど、日常的・習慣的に発生しやすい支出が並びました。下位については、ファッションやスポーツ、アウトドアなど趣味に関連する支出がラインナップされています。
【回答者コメント】
「競馬にお金を使いすぎている。無駄にしか思えない」(35歳)
「雑貨の買い物が多く気になる。本当に必要なものならまだしも」(37歳)
「タバコをやめたらお金がほかのことに使える」(39歳)
夫の支出を無駄遣いだと感じる理由についても見てみましょう。

※:複数回答のため割合の合計は100%を超えます。
※:前問調査(n=184)のうち「わからない・答えたくない」と回答した人を除いた人数(n=168)を対象に調査した結果。
最も多い理由は、42.9%を占めた「購入頻度が高いから」でした。1回の支出は少なくても、何度も購入が続くと「また買っている」「知らないうちに大きな金額になっている」と感じやすいのでしょう。家電や車、バイクといった比較的高額な買い物よりも、日々の生活で比較的頻度が高くなりやすい支出のほうが「無駄遣い」と感じている人が多いようです。夫の「少しだけ」の積み重なりが、妻にとっては気になるのかもしれません。
以降は「金額が大きいから」(34.5%)、「貯蓄・投資に回すお金が減るから」(28.6%)と続いています。やはり支出額の大きさや将来資金への不安も、妻のモヤモヤを募らせる要因といえそうです。
妻が夫に「無駄遣いしている」と感じる金額はいくら?
妻が夫に「無駄遣いしている」と感じる支出が、月あたり平均でいくらなのかも調査しました。

※:調査対象者のうち、夫のお金の使い方で無駄が「まったくない」と回答した19人を除いた人数(n=184)を対象にした調査結果。
最も多い割合を占めたのは「1万〜2万9,999円」の20.1%でした。「1万円以上」の割合の合計は51.1%で、約半数の人が「月1万円以上は無駄な支出がある」と考えているといえます。
【回答者コメント】
「ひとつひとつの買い物の金額が大きい」(37歳)
「車関係の大きな出費があると私の貯金を当てにされる。今も貸したまま数万返金されてない」(31歳)
対して、1万円未満の割合の合計は33.7%で、1万円を切る金額でも約3割の人が「無駄な支出だ」と考えているようです。
「もっと考えて⁉︎」夫の無駄遣いに対する妻のホンネ
アンケート調査では、夫の無駄遣いについて思うことがあるか、聞きました。「ある」と回答した人は75.5%で、多くの人が何らかのモヤモヤを抱えているようです。
具体的な声についても聞いてみました。
「もっと家族の将来のことを考えてお金を運用してほしいと思う」(38歳)
「もっと節約して子供の資金にあててほしい」(31歳)
「細かい出費だからか気にしていないが、月で考えるとなかなか大きい額になることが不満」(33歳)
「自分が理解出来ない分野の趣味や出費に関して無駄が多いと感じている」(30歳)
「相談してくれないのがとても嫌です」(30歳)
※:アンケート調査より一部抜粋・表記調整
「家計や将来のことをもう少し考えてほしい」「頻度・金額を少しでも抑えてほしい」といった要望が多く見られました。「生活費に回してほしい」「子どもの資金についても考えてほしい」という声からも、家計全体の視点を大切にしていることがうかがえます。
夫にとっては息抜きや趣味のための支出でも、妻から見ると「その分は別の使い方ができたのでは?」と感じることもあるのでしょう。
でも……約9割が「自身の無駄遣い」に思い当たりが
では、妻自身の支出についてはどうでしょうか。調査では、妻自身にも「無駄遣いと思う支出があるか」を聞きました。

その結果、「よくある」と「ときどきある」を合わせると、87.7%の人が「無駄遣いをしている」と回答しています。
夫の支出にはモヤモヤしていても、実際には妻自身にも「これは無駄遣いかもしれない」と思う支出がある人は多いようです。
具体的な支出も聞いてみました。
〈表〉ご自身のどのような支出を無駄遣いだと思いますか?
| 順位 | 支出項目 | 割合 |
|---|---|---|
| 1位 | 美容・身だしなみ | 36.9% |
| 2位 | 外食・買い食い・コンビニでの買い物 | 31.8% |
| 3位 | ファッション・アクセサリー | 30.3% |
| 4位 | 飲み会・交際費 | 28.2% |
| 5位 | ジム・スポーツ | 15.9% |
| 6位 | スポーツ観戦・視聴 | 10.3% |
| 7位 | 推し活 (ライブ・ファンクラブ・配信投げ銭) | 10.3% |
| 8位 | デジタルコンテンツ(ゲーム・サブスク・アプリ課金など) | 7.7% |
| 9位 | 本・雑誌・漫画 | 6.7% |
| 10位 | 自己啓発・セミナー・資格取得 | 6.7% |
夫の無駄遣いとしては飲み会や外食、タバコ、ギャンブルといったものが上位になっていました。一方、妻の無駄遣いとしては「美容・身だしなみ」「ファッション・アクセサリー」といったものが上位になっています。「夫が無駄遣いしている」と思うものと妻自身が「無駄遣いしている」と思うものは、決して同じではないようです。
ただし、夫の無駄遣い、妻自身の無駄遣いのどちらにも「外食・買い食い・コンビニでの買い物」が上位にきています。こうした日常の細かな支出は、双方見直しやすいポイントともいえるでしょう。
妻の無駄遣いも月1万円以上が4割
では、妻自身が「無駄遣いだな」と感じる支出額についてはどうでしょうか。

※:調査対象者203人のうち「無駄遣いがまったくない」と回答した8人を除いた人数(n=195)を対象にした調査結果。
最も多いのは「5,000〜9,999円」の22.1%、次いで「1,000〜4,999円」の21.0%と、1万円未満が合計46.2%と半数近くを占めています。夫の無駄遣いで「1万円以上」と感じる人が51.1%だったのと比べると、妻自身の無駄遣いは金額が低めの傾向にあるといえそうです。一方で「1万円以上」と回答した人も43.1%おり、4割超は自身も相応の金額を無駄遣いしていると感じています。
この結果から、夫婦のどちらか一方のお金の使い方に問題があるわけではなく、お互いに無駄な支出が増えた結果、家計管理が難しくなっていると考えられます。
自分の無駄遣い、夫は知っている?
自分自身の無駄遣いについて、夫は知っていると思うかどうかも聞きました。その結果「ある程度知っていると思う」が46.7%で最も多くなりました。「すべて知っている」(14.9%)と合計すると、61.5%の人が「夫に自身の無駄遣いを知られている」と思っているのです。
一方「あまり知らないと思う」は24.1%、「まったく知らないと思う」は4.6%となっており、自身の無駄遣いを夫に知られていないと感じている人は28.7%となっています。
お金の使い方への不満を減らすには、相手の支出に加えて、自分自身の支出についても適切に金額を把握できるようにすることが重要といえるでしょう。
お互いの支出について夫婦で話したことはある?
最後に、お互いの支出について夫婦で話した経験があるかを聞きました。

「話をして、ある程度理解を得ている」と「話をして、互いに気をつけようとしている」を合わせると、57.6%です。調査対象者の半数以上は、お互いの支出について話し合い、相互理解や改善につなげていることがわかります。
一方、「話をして、言い争いをしたことがある」「話をしたが、理解されていない・理解できない」と回答した人も合わせて22.7%いました。お金の使い方は個々の価値観によって異なります。支出自体を否定してしまうと、言い争いに発展する可能性もあるでしょう。
「なんでそんなものにお金をかけるの?」と責めるのではなく「いくらまでなら自由に使ってよいか」「今後のために毎月いくら貯めるのか」といったお金の使い方に関するルールを、夫婦内で共有し合っておくことが重要なのかもしれません。
パートナーの無駄遣いへのモヤモヤはお金について考える「きっかけ」に
今回のアンケート調査の結果からは、以下のようなことが見えてきました。
【まとめ】
- 調査対象者の約7割 が、夫の支出で無駄だと感じるものがある。
- 一方、妻自身も約9割が「自分も無駄遣いをしている」と感じている。
- 夫の支出に対しては、「飲み会・交際費」「外食・買い食い・コンビニでの買い物」「タバコ」などを無駄遣いだと感じている。
- 妻自身は、「美容・身だしなみ」「外食・買い食い・コンビニでの買い物」「ファッション・アクセサリー」などで無駄遣いをしている自覚がある。
- とはいえ、約6割の夫婦がお互いのお金の使い方について話し合って、理解し合っている。
約7割の妻が、夫の支出に無駄を感じている一方で、9割超が自身も無駄遣いをしていると思う、という結果になりました。一方、約6割の夫婦が互いのお金の使い方について理解し合っているという、家計にとっては明るい材料も見られました。
相手だけでなく自分自身の支出も振り返りながら、夫婦の金銭感覚をすり合わせるのが、家計円満の秘訣なのかもしれませんね。






