出産前は、誰しも期待と不安が入り混じるものです。「子どもはきっと可愛いだろうけど、暮らしや家計はどう変化してしまうのだろう?」といったように、想像がつかない未来を思案して、不安を抱いているプレママ&プレパパも多いはず。そこで、5歳以下の子どもがいる先輩ママ&パパ221人にアンケート調査を実施!(協力:ファストアスク) 出産前後でどのような変化が起こったか、聞いてみました。

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プレママ・プレパパの素朴な疑問。「子どもが生まれて、何が一番変わるの?」

画像: プレママ・プレパパの素朴な疑問。「子どもが生まれて、何が一番変わるの?」

まずは、暮らし全般について聞いてみました。よく「子どもができると暮らしが変わる」と言われますが、一体何が変わるのでしょうか? 先輩ママ&パパが実感している変化を紹介します!

画像: ※1位=3pt、2位=2pt、3位=3ptで合算して総ポイント順にランク付け。

※1位=3pt、2位=2pt、3位=3ptで合算して総ポイント順にランク付け。

■1位「自分たち(夫婦)のために使える時間が減った」

画像: ■1位「自分たち(夫婦)のために使える時間が減った」

一般的によく耳にする「子ども中心の生活になる」ということを、強く実感している方が多いという結果に。特に、夫婦共通の趣味の時間が減ったと感じている方が多いようです。

先輩ママ・パパの声

「2人で外食やイベントには行けなくなり、家で過ごすことが多くなった」(28歳・男性)
「子ども中心の生活になるため、2人でゆっくり晩酌などをする時間がなくなった」(32歳・女性)
「妻と一緒に旅行に行く機会が減った」(29歳・男性)
「スノボーが好きだったが、2人だけで行くには誰かに子どもの面倒をみてもらわないといけないため、かなり行く回数が減った」(27歳・女性)
「好きなコンサートやフェスから、時間的・距離的な要因で足が遠のいてしまった」(38歳・女性)

■2位「自分たち(夫婦)のために使えるお金が減った」

画像: ■2位「自分たち(夫婦)のために使えるお金が減った」

子どもにかかるお金が発生するため、必然的にママやパパが自分のために使えるお金が減る、ということを実感している方も多いようです。

先輩ママ・パパの声

「好きなタイミングで旅行や買い物をしていたが、子どもが生まれてからは、必要ないものを買うのをやめて貯金しようと思うようになった」(29歳・男性)
「元々お金を使わず、貯金が趣味だったが、子どもが生まれてからは子どものために、あればあるだけのお金を使ってしまう」(28歳・女性)
「子どもに栄養のあるものを食べさせようと思うと食費が上がってしまい、その分大人の服飾代などが使えなくなった」(36歳・女性)
「お小遣い制を導入した」(24歳・男性)

■3位「夫婦間の関係性が変わった」

画像: ■3位「夫婦間の関係性が変わった」

慣れない子育てに対する不安やイライラが募り、2人の関係に影響が出ている夫婦もいるようです。根詰めすぎずに、それぞれの息抜きの時間をとることも大切でしょう。

先輩ママ・パパの声

「(妻が)性格が変わったように怒るようになった」(37歳・男性)
「いつまでも家事育児を『手伝う』というスタンスの夫にゲンナリする」(32歳・女性)

■4位「実家との交流が増えた」

画像: ■4位「実家との交流が増えた」

「実家との交流が増えた」という意見は、プラスの変化と言えるでしょう。いざという時に頼るためだけではなく、家族全体での交流の場を持とうという意識が生まれるようです。

先輩ママ・パパの声

「孫の誕生を親がとても喜んだので、時間を見つけては、顔を合わせるようにしていた」(28歳・女性)
「実家への帰省頻度が以前よりも増えた」(36歳・女性)

■5位「出かける場所が限られるようになった」

画像: ■5位「出かける場所が限られるようになった」

子どもが生まれたことによって、「出かける場所が限られるようになった」という方も多いようです。「子ども用のメニューはある?」「多目的トイレはある?」など、子連れでのおでかけだと快適に過ごすための条件が増えるからでしょう。

先輩ママ・パパの声

「外食に行く時、店を選ぶようになった」(23歳・男性)
「確実に行ける場所が減った」(33歳・女性)

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子どもの費用、月々いくらかかってる? もっとも多い費用は?

画像: 子どもの費用、月々いくらかかってる? もっとも多い費用は?

「子どもが生まれて実感する暮らしの変化」の2位にランクインしたのは「お金」のことでした。出産前から子どものために、支出について心配している方もいると思いますが、実際にはどの程度のお金がかかるものなのでしょうか?

内閣府が2010年に発表した「インターネットによる子育て費用に関する調査」1)によると、0歳の子どもにかかる費用の平均額は年間93万1,246円※。しかし、0歳児はイベントごとも多く、実際に月々どのくらいの費用をかけているかは見えません。そこで、先輩ママ&パパに、実際にかかっている費用について聞いてみました。

なお、質問した費用は、入園費用などの一時的な費用を除き、継続的にかかっている子ども1人あたりの費用です。将来のための教育資金の積み立ても含まれています。

※内閣府のデータには、入園費用や旅行費用、出産祝い関係費用などの一時的な費用も含まれます。

Q. 月々、子どものためにかけている費用はいくらですか?

画像1: Q. 月々、子どものためにかけている費用はいくらですか?

「1万〜5万円」がボリュームゾーンという結果になりました。今回は5歳以下の子どもがいるママ&パパへ質問したため、子どもの年齢によっても差はあると考えられますが、現在の生活費プラス数万円は覚悟したほうがよさそうです。

なお、一般的に年齢が上がっていくごとに生活費や教育費が増える傾向があります。もちろん、子どもの人数が増えれば、その分かかる費用も増えることになります。家庭によっては大きな家計への影響がありそうです。

では、子どもにかかる費用のうち、どのような費用が多くかかるのでしょうか。次の質問では、特にお金がかかっている項目を先輩ママ&パパに聞きました。

画像2: Q. 月々、子どものためにかけている費用はいくらですか?

それぞれの項目について、具体的な費用も合わせて聞いたところ、1位の「食費」では、月々1万~3万円に収めている方が多いようです。2位~4位の「習い事費」「生活雑貨費」「衣服費」はそれぞれ月々数千~2万円程度で、5位の「将来の教育費の積立」は毎月4万~5万円積み立てている方もいるようです。プレママやプレパパにとっては、想像よりも費用がかかる印象かもしれません。

▼出産前後にかかるお金についてより知りたいなら

先輩ママ&パパたちのアンケートのとおり、子どもが生まれてからはお金の使い方が変わることがわかったと思います。では、具体的に自分の家庭の場合には、どのくらい出費が増えるのか把握したいと考える方も多いでしょう。より具体的な家計の把握するためには、「お金の専門家」の意見を聞いてみるのが近道です。

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家計のために我慢してる? 自分のための出費で減ったものは?

画像1: 家計のために我慢してる? 自分のための出費で減ったものは?

多くの家庭では、月数万円程度の子育て費用が発生していることが確認できました。これだけ子どものためのお金がかかるとなると、ママやパパは我慢していることがあるかもしれません。

では増えた子育て費用とは反対に、出産後にはどのような支出が減っているのでしょうか。そして、先輩ママ&パパはその変化に対して我慢の意識があるのでしょうか。

画像2: 家計のために我慢してる? 自分のための出費で減ったものは?

「趣味」「外食」に関する支出が大幅に減っているようです。出産後は自然と子ども中心の生活になるため、楽しみのために使っていた費用や生活に直接影響しない費用を削り、子育てに回していると考えられます。

では、これまで自由に使っていたお金が使えなくなることに対して、ママやパパは我慢をしていると感じているのでしょうか?

Q . 自分たちのための出費が減って、我慢していると感じる?

画像: Q . 自分たちのための出費が減って、我慢していると感じる?

半数以上は「苦ではない」と感じているものの、残りの方は少なからず我慢をしていることがうかがえます。親ではあっても、1人の人間。正直な気持ちと言えるでしょう。子どものためはもちろん、ママやパパにとっても満足のいく生活を送るためにも、家計をしっかり把握して、余裕のある暮らしを実現させたいものです。

子どもはかわいい…けど、お金はかかる。マネープランを立てて備えよう!

画像: 子どもはかわいい…けど、お金はかかる。マネープランを立てて備えよう!

先輩ママ&パパの声から、子どもが生まれたあとの暮らしと家計の変化について、イメージできたのではないでしょうか? 家庭によって差はあるものの、お金の使い方に影響が出ることはわかったと思います。

不安になってしまった方もいるかもしれませんが、「出産前後で変化がある」ということを事前に知れたのはよいことです。あらかじめ変化を知り、かかる費用のイメージがついていれば、備えることができるからです。

まずは将来のマネープランを立ててみましょう。現在の収支を見直し、子育てにかかるお金を概算することで、準備すべき金額やお金が必要になるタイミングが見えてくるはずです。

ただ、子どもがいる生活のマネープランを、まだ子育て経験のない夫婦だけで考えるのはなかなか難しいもの。もしつまずいてしまったら、プロの力を頼ってみましょう。

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