「年金を月20万円もらうには、年収はいくら必要?」
「そもそも年金を月20万円もらうことは可能なの?」

今の生活と将来もらえる年金を考えた時に、具体的に毎月いくら年金をもらえるのか、気になるものです。贅沢はできなくても、老後にある程度ゆとりを持って生活するために、毎月20万円は年金をもらいたいと考える人も少なくないのではないでしょうか。

今回は、毎月20万円の年金をもらうためにはいくらの年収が必要なのか、職業別の目安をファインナンシャルプランナーの頼藤太希さん監修のもと解説します。年金の平均受給額や高齢世帯の平均支出額、老後の収入を増やす制度についても併せて紹介します。

この記事を読めば、毎月20万円の年金をもらうために必要な資産形成の方法がわかります。自身の状況と照らし合わせて、最適な方法を模索しましょう。

【最新情報】令和6年度の年金額改定について

2024年1月19日に、厚生労働省より2024年4月から施行される令和6年度の年金額が発表されました。

令和6年度の年金額の例
・国民年金(老齢基礎年金(満額):1人分)…月額6万8,000円(※1)
・厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金(満額)を含む標準的な年金額)…月額23万483円(※2)

※1:昭和31年4月1日以前生まれの人の老齢基礎年金(満額1人分)は月額6万7,808円。
※2:平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9,000円)で40年間就業した場合に受け取る年金の給付水準。

詳しく知りたい人は、コチラをご確認ください。

※この記事は令和5年度(2024年3月31日まで)の金額を記載

※この記事は2022年7月20日に公開した内容を最新情報に更新しています。

【1】公的年金を毎月20万円もらうためには、会社員や公務員だと年収約732万円が必要。(令和5年度時点)
【2】自営業の場合、いくら高年収でも毎月20万円の公的年金はもらえない(厚生年金がないため)。
【3】厚生年金にも加入している場合、平均年金月額は14万3,965円。(令和5年度時点)
【4】老後の収入を増やすためには、各種制度や個人年金などを利用する必要がある。

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この記事の監修者

頼藤太希(よりふじ たいき)

(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント中央大学商学部客員講師。早稲田大学オープンカレッジ講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書累計130万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。

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年金を毎月20万円もらうために必要な年収を職業別に解説

画像: 画像:istockphoto.com/kazumaseki

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公的年金を毎月20万円もらうために必要な年収を、以下の職業に分けて解説します

  • 会社員・公務員
  • 自営業

会社員や公務員の場合は年収約732万円が必要

公的年金を毎月20万円もらうには、年額で240万円の受給が必要です。令和5年度では、国民年金が満額で79万5,000円(年額)受給できるので、厚生年金保険(以下「厚生年金」と表記)で足りない分の160万5,000円を受給する必要があります1)

老齢厚生年金の金額は、おおよそ「平均年収÷12×0.005481×加入月数」という式で計算できます。この計算式から、平均年収が高く、加入月数が長いほうがもらえる金額も増えることがわかります。

仮に、厚生年金に40年(480カ月)加入した場合に、必要な平均年収は以下のようになります。

老齢厚生年金の年額(160万5,000円)=平均年収÷12×0.005481×480
平均年収=160万5,000円×12÷0.005481÷480
平均年収=約732万円

つまり、40年間加入した場合には、平均年収で約732万円が必要ということがわかります。

上記は、1人で毎月20万円をもらうために必要な年収ですが、夫婦で毎月20万円として考えると、結果は変わります。専業主婦(夫)世帯の場合には、国民年金が2人分で合わせて満額159万円受給できるため、厚生年金で81万円を受給する必要があります。1人の際の条件と同じく40年間の加入で計算すると、平均年収で約370万円が必要になります。

また、共働きの場合はさらに必要な年収が低くなります。同じく40年間、夫婦のどちらもが厚生年金に加入したとすると、必要な年収は約185万円になります。

〈表〉毎月20万円年金をもらうために必要な平均年収

世帯構成必要な平均年収
1人世帯約732万円
専業主婦(夫)世帯約370万円
共働き世帯約185万円
※厚生年金に40年間加入した場合

【関連記事】専業主婦(夫)が年金をいくらもらえるかについて、詳しくはコチラ

自営業の場合は高年収でも20万円はもらえない

自営業の人は、いくら年収が高くても公的年金を毎月20万円もらうことはできません。自営業の人がもらえる公的年金は国民年金のみで、厚生年金は受給できないためです。

国民年金は、収入の多寡によって金額が変わるわけではなく、上限額が月額6万6,250円に設定されています1)。そのため、自営業の人が老後により多くの年金を得るなら、年金を補填する制度を利用する必要があります。

毎月10万円、15万円、25万円、30万円をもらうために必要な平均年収

年金を月20万円もらうには、厚生年金に40年間加入し、その期間の平均年収が732万円(1人世帯の場合)でなければならないことがわかりました。それでは毎月10万円、15万円、あるいは30万円、40万円をもらうためには、それぞれ平均年収はどのくらい必要なのでしょうか?

前述と同じ計算式を用いて、それぞれ計算してみました。

年金を毎月10万円もらうのに必要な平均年収

公的年金を毎月10万円もらうには、年額で120万円の受給が必要です。令和5年度では、国民年金が満額で79万5,000円年額)受給できるので、会社員または公務員の場合、40万5,000円を厚生年金保険で受給する必要があります。

仮に、厚生年金に40年(480カ月)加入した場合に、必要な平均年収は以下のようになります。

必要な平均年収
=40万5,000円
×12÷0.005481÷480
=約185万円

つまり、1人世帯で公的年金を毎月10万円もらうには平均年収で約185万円が必要です。また、専業主婦(夫)世帯と共働き世帯は国民年金(満額:159万円)で毎月10万円はまかなえますので、平均年収を気にする必要はありません。

〈表〉毎月10万円年金をもらうために必要な平均年収(会社員、公務員の場合)

世帯構成必要な平均年収
1人世帯約185万円
専業主婦(夫)世帯国民年金(満額:159万円)でまかなえる
共働き世帯国民年金(満額:159万円)でまかなえる
※:厚生年金に40年間加入した場合

なお、自営業の場合、1人世帯だと毎月10万円をもらうことはできませんが、専業主婦(夫)世帯や共働き世帯では、国民年金を満額得られれば、厚生年金分がなくても毎月10万円は受給できます。

年金を毎月15万円もらうのに必要な平均年収

同様の条件で計算すると、公的年金を毎月15万円もらうには、会社員または公務員の場合、100万5,000円を厚生年金保険で受給する必要があります。

仮に厚生年金に40年(480カ月)加入した場合、1人世帯で公的年金を毎月15万円もらうには平均年収で約458万円が必要です。また、専業主婦(夫)世帯と共働き世帯は国民年金(満額:159万円)で毎月15万円はまかなえるので、平均年収を気にする必要はありません。

〈表〉毎月15万円年金をもらうために必要な平均年収(会社員、公務員の場合)

世帯構成必要な平均年収
1人世帯約458万円
専業主婦(夫)世帯国民年金(満額:159万円)でまかなえる
共働き世帯国民年金(満額:159万円)でまかなえる
※:厚生年金に40年間加入した場合

なお、自営業の場合、1人世帯だと毎月15万円をもらうことはできませんが、専業主婦(夫)世帯や共働き世帯では、国民年金を満額(159万円)得られれば、厚生年金分がなくても毎月15万円は受給できます。

年金を毎月25万円もらうのに必要な平均年収

同様の条件で計算すると、公的年金を毎月25万円もらうには、会社員または公務員の場合、220万5,000円を厚生年金保険で受給する必要があります。

ここまで、会社員・公務員がもらえる厚生年金の計算式は「平均年収÷12×0.005481×厚生年金の加入月数」でしてきました。

しかし、この計算はあくまでも簡便的であり、厚生年金保険料には納める金額に上限があるため、220万5,000円を老齢厚生年金でもらえるかどうかは正確に計算して確認する必要があります。

本来の計算は平均年収を用いるのではなく、該当する「標準報酬月額」を当てはめて計算します。標準報酬月額の上限は32等級までとなっています。4月〜6月の給与平均額が63万5000円以上の場合は、すべて32等級の「65万円」で計算します。いいかえれば、年収762万円以上の人は全員32等級の65万円(年収780万円)となり、それ以上年収が高くても、支払っている厚生年金保険料は同じ金額になるので、もらえる老齢厚生年金は同じになります

この時、厚生年金保険料は上限の11万8,950円となります。労使折半なので、実際に会社員・公務員が納める厚生年金保険料は5万9,475円です(令和5年度額)。

また、毎月の基本給とは別に賞与からも厚生年金保険料を納めます。150万円上限、年3回までなので、最高で450万円納めることができます。つまり、もらえる老齢厚生年金額の最高は「(780万円+450万円)÷12×0.005481×厚生年金の加入月数」ということになります。

なお、年4回以上支給される賞与については、標準報酬月額の対象となる報酬とされ、標準賞与額の対象となる賞与とはされません。

仮に、厚生年金に40年(480カ月)加入した場合、1人世帯で公的年金を毎月25万円もらうには平均年収で約1,006万円うち226万円は賞与が必要です。また、専業主婦(夫)世帯と共働き世帯の場合は、以下のようになります。

〈表〉毎月25万円年金をもらうために必要な平均年収(会社員、公務員の場合)

世帯構成必要な平均年収
1人世帯約1,006万円(うち226万円は賞与
専業主婦(夫)世帯約643万円
共働き世帯約326万円ずつ
※:厚生年金に40年間加入した場合

なお、自営業の場合、専業主婦(夫)世帯や共働き世帯でも満額158万円になりますので、毎月25万円をもらうことはできません。

年金を毎月30万円もらうのに必要な平均年収

同様の条件で計算すると、公的年金を毎月30万円もらうには、会社員または公務員の場合、280万5,000円を厚生年金保険で受給する必要があります。

仮に、厚生年金に40年(480カ月)加入した場合、1人世帯で公的年金を毎月30万円もらうには、計算上、平均年収で約1,279万円となりますが、上限は1,230万円なので、月30万円をもらうことができません。また、専業主婦(夫)世帯と共働き世帯の場合は、以下のようになります。

〈表〉毎月30万円年金をもらうために必要な平均年収(会社員、公務員の場合)

世帯構成必要な平均年収
1人世帯上限額があり、毎月30万円の年金は受給できない
専業主婦(夫)世帯約917万円
共働き世帯約458万円ずつ
※:厚生年金に40年間加入した場合

なお、自営業の場合、専業主婦(夫)世帯や共働き世帯でも満額158万円になりますので、毎月25万円をもらうことはできません。

年金の平均受給額を解説

画像: 画像:iStockphoto.com/takasuu

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厚生労働省の「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」2)によると、国民年金の平均年金月額(老齢基礎年金)は5万6,368円。男女別でみると、男性が5万9,013円、女性が5万4,346円です。

厚生年金にも加入している場合は、平均年金月額が14万3,965円。男女別の平均年金月額は、男性が16万3,380円、女性が10万4,686円です。

〈表〉国民年金と厚生年金の平均年金月額

国民年金のみ国民年金+厚生年金
男性5万9,013円16万3,380円
女性5万4,346円10万4,686円
男女計5万6,368円14万3,965円

上記のデータをもとに、世帯構成別の平均年金月額を以下の表にまとめたので、ご覧ください。

〈表〉世帯構成ごとの平均年金月額

世帯構成夫婦でもらえる年金の合計/月
自営業の夫・専業主婦の妻11万3,359円
会社員の夫・専業主婦の妻21万7,726円
会社員の夫婦26万8,066円
専業主夫の夫・会社員の妻16万3,699円

【関連記事】将来もらえる年金はいくら? 年金の種類別の計算方法など詳しくはコチラ

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年金を多くもらうためには長い期間納付することが大切

画像: 画像:istockphoto.com/coffeekai

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年金を多くもらうためには、長い期間保険料を納付することが大切です。年金は現在、国民年金・厚生年金ともに最低10年間保険料を納付すれば受給できます。しかし、国民年金で満額をもらうためには、20歳から60歳までの40年間(480カ月)の納付が必要です。

もらえる年金額は、厚生年金であれば収入の多寡や納付期間の長さ、国民年金であれば納付期間に抜けがないかに左右されます。保険料を納められない期間があったり、未加入の期間があったりすると、受給できる金額が少なくなるので注意しましょう。

老後の収入を増やすための制度7選

画像: 画像:istockphoto.com/recep-bg

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ここからは、老後の収入を増やすための制度を7つ紹介します。

老後に20万円以上の収入を得るためには、上記の制度を利用することも視野にいれるといいでしょう。それぞれ詳しく解説します。

①繰下げ受給

国民年金の老齢基礎年金と、厚生年金の老齢厚生年金は、基本的に65歳から受け取れますが、受け取りを開始する年齢を遅らせると、もらえる額が増額します。この制度を、繰下げ受給と呼びます。繰下げ受給のメリットは、以下の2つです。

  1. 繰下げ期間に応じて毎月の年金額が増える
  2. 繰下げで増えた毎月の年金額は一生変わらない

国民年金と厚生年金の両方を受け取れる人は、それぞれ別々に繰下げができます。国民年金の場合は、「65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までの月数」×0.7%ずつ増額され、最大で84%増額ができます3)。2022年の4月からは、繰下げの上限年齢が70歳から75歳まで延長され、より受給額を増やすことができるようになりました。

ただし、繰下げ受給を行うと、受け取り始めが遅くなるため長寿でない場合には受け取れる年金総額が少なくなる可能性もあります。

繰下げ受給と反対の「繰上げ受給」によるメリットやデメリットについては、以下の記事で解説しているので、併せてご覧ください。

【関連記事】年金は60歳からもらったほうが賢い? 繰上げ受給のメリット・デメリットについて詳しくはコチラ

②任意加入制度

任意加入制度とは、以下の場合に60〜65歳で国民年金に加入できる制度4)です。

  • 60歳までに受給資格を満たしていない場合
  • 40年の納付期間が達成できず満額受給できない場合

任意加入制度は、年金額が少ない人の救済を目的としています。加入条件は以下のとおりです。

  • 現在日本国内に住所がある
  • 60~65歳の年齢に当てはまる
  • 国民年金の繰上げ支給をしていない
  • 20~60歳までの保険料の納付月数が480カ月(40年)未満
  • 厚生年金保険や共済組合などに加入していない

③iDeCo

iDeCoとは、掛金を積み立てて運用する私的年金制度の1つです。掛金は定期預金や保険商品、投資信託に投資して運用します。運用益が上がれば、積み立てた金額以上の年金を受け取れます。

iDeCoは、老後の資産形成を目的としています。そのため、掛金は原則として60歳まで引き出すことができませんが、以下の税制上の優遇が受けられます。

  • 掛金全額が所得控除の対象
  • 運用益を非課税で再投資可能
  • 年金として受け取る時は公的年金控除の対象
  • 一時金として受け取る時は退職所得控除の対象

【関連記事】iDeCoの節税メリットや始め方について、詳しくはコチラ

【関連記事】個人年金保険とiDeCoの違いを徹底比較。詳しくはコチラ

④NISA

NISAは運用益が非課税となる投資信託です。2024年から新NISAが始まり、「つみたて投資枠」で年間120万円まで先取り投資をすることができます。投資先は、金融庁の厳しい条件をクリアした商品に限定されています。長期積立分散投資がしやすい商品ラインナップなので、投資初心者をはじめ、年代を問わず利用しやすい制度です。

NISAのメリットは、以下のとおりです。

  • 100円から始められる
  • 金融庁が投資商品を厳選している
  • いつでも引き出せる
  • 20歳以上(2023年から18歳以上)であれば誰でも始められる

⑤国民年金基金

国民年金基金とは、自営業の人や個人事業主などを対象とする、国民年金にプラスして加入できる年金制度です

会社員や公務員は厚生年金に加入しているため、老後に多くの年金を受給できます。しかし、自営業やフリーランスなどは厚生年金に加入できないため、将来もらえる公的年金は国民年金しかありません。

国民年金基金に加入すれば、会社員や公務員との年金受給額の格差を埋めることができます。なお、掛金は全額、社会保険料控除の対象です。

掛金は月額上限6万8,000円で、口数単位で調整できます。加入方法には、様々なタイプが用意されているので、詳しくは国民年金基金のウェブサイトをご覧ください。

⑥付加年金

毎月納める国民年金にプラスしてお金を納付することで、受給する国民年金を増やせます。毎月追加の保険料(付加保険料)を納めるだけのシンプルなしくみなので、誰でも利用しやすい制度です。

付加保険料は月額400円。受け取れる年金の追加金額は「200円×付加保険料の納付月数」で計算され、2年以上受給すれば元を取れることになります5)

付加保険料を長く納めれば納めるほど、将来もらえる年金額は多くなります。

⑦個人年金保険

個人年金保険は保険商品の1つで、個人年金保険料控除により、税制優遇を受けられます。個人年金保険には、以下の種類があります。

  • 確定年金
  • 有期年金
  • 終身年金

確定年金は、定められた期間中に年金を受け取れます。本人が死亡した場合、期間中であれば満了まで遺族が年金を受け取れます。有期年金のしくみは確定年金と基本的に同じですが、本人が死亡したらその時点で受給が終了します。終身年金は、本人が死亡するまで生涯年金を受け取れます。

個人年金保険は投資と違い、保険料に応じた年金を保険会社から受け取ることができるため、計画的に資金を貯められます。厚生年金を受け取れない自営業の人にはおすすめです。

【関連記事】個人年金保険とは? しくみやメリット・デメリットについて、詳しくはコチラ

年金額は日本年金機構のウェブサイトで試算できる

画像: 画像:istockphoto.com/ThitareeSarmkasat

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将来いくら年金をもらえるか気になる場合は、日本年金機構のウェブサイト6)で試算できます。画面をクリックするだけの「かんたん試算」や、詳細な条件を入れた試算も可能です。なお、日本年金機構のウェブサイトで試算をするには、ねんきんネットのアカウント作成が必要です。

また、年金の見込み受給額はねんきん定期便でも確認できます。以下の記事では、ねんきん定期便の見方を詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

【関連記事】ねんきん定期便の見方を図解付きで解説! 詳しくはコチラ

年金額が毎月20万円では生活が厳しいことも

画像: 画像:istockphoto.com/kazuma seki

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老後は毎月20万円の年金があれば十分に生活できると思っている人も多いかもしれません。しかし、毎月20万円の年金では厳しい生活を強いられる可能性があります

総務省が2022年に行った「家計調査」7)によると、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の消費支出は、1カ月あたり23万6,696円。高齢単身無職世帯(65歳以上)の消費支出は、1カ月あたり14万3,139円です。夫婦で毎月20万円の場合には、消費支出のほうが超え、赤字になってしまうことがわかります。

また単身の場合でも、たとえば介護付き有料老人ホームに入る場合、利用料で年金がほとんどなくなってしまうことも考えられます。

老後、安心して生活をするためには、年金を極力多くもらう必要があるでしょう。様々な制度を利用して、年金を毎月20万円以上もらうための工夫をすることが大切です。

様々な制度を利用して年金を毎月20万円以上もらおう

画像: 画像:istockphoto.com/JGalione

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年金を毎月20万円もらうために必要な年収や、年金を補填する制度を解説しました。しかしながら、会社員で20〜60歳まで年収700万円を維持するのは難しいかもしれません。また、受給額や支出額の平均を考慮すると、公的年金だけでは不安な人が多いのではないでしょうか。

そのため、年金を補填するための制度を利用し、自分で資産形成をすることが大切です。この記事で紹介した制度の中で、取り組めそうなものがあれば、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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