6月4日は虫歯予防デー。歯のケアへの関心が高まるこの時期、矯正やホワイトニングなど「審美歯科」が気になっている人も多いのではないでしょうか。その中でも保険適用外の施術は費用が高くなりがちなため、関心はあっても踏み出せずにいる人が少なくないかもしれません。
そこで、マネコミ!では、審美歯科に興味がある年収500万円以上の独身男女182人(25〜49歳)を対象に、審美歯科への関心・経験・投資額についてアンケートを実施しました。可処分所得に比較的余裕がある高収入層は、審美歯科にどのように向き合い、実際にいくらかけているのでしょうか。実際に施術を経験した方のリアルな費用感から、「なぜ歯に投資するのか」という動機まで、データをもとに紹介します。自分の金銭感覚と照らし合わせながら、審美歯科との向き合い方を考えるヒントにしてみてください。
※:今回のアンケートは保険適用外の審美歯科メニューに限定して調査しています
年収500万円以上では実施率が上昇。年収と審美歯科の関係とは

※:年収帯別・審美歯科への関心度(スクリーニング調査 n=1,451)
※:「年収:0円」「興味・関心:わからない/答えたくない」を除く。
まずは、年収と審美歯科への関心・実施率から。
25〜49歳の未婚男女(1,451人)を対象に、年収帯別に関心度を集計したところ、一定の相関がみられました。
審美歯科に興味があると回答した割合は、年収300万円未満では43.1%でしたが、年収500万円以上では約6割に達し、1,000万円以上では78.0%となりました。
その中でも「現在通院中」または「過去に経験あり」を合わせた実施率は、年収300万円未満では20.3%でしたが、年収1,000万円以上では56.1%に達しており、年収が高いほど実際に施術に踏み出している層が多いといえます。
収入が高いほど審美歯科への関心・実施率が高まる傾向があり、その結果が数字にも表れているといえます。
続いて、このスクリーニング調査から年収500万円以上かつ審美歯科に興味がある独身男女182人を本調査の対象として、より詳しく調査しました。
気になる施術と受けた施術は違う?傾向をチェック

※:本調査(n=182)を対象にした調査結果。複数回答のため合計は100%を超えます。
ここからは年収500万円以上の審美歯科に興味のある未婚男女(182人)を対象に調査。まずは審美歯科の「興味のある施術」と「経験したことのある施術」について調べたところ、上位に入るメニューが異なる傾向がみられました。
興味があるメニューでは、ホワイトニングが59.3%でトップ。次いで歯列矯正が39.6%、セラミック治療とインプラントがそれぞれ25.3%でした。
一方、実際に経験したメニューでは、セラミック治療が23.6%で最多となり、歯のクリーニング(PMTC)が20.3%、歯列矯正が14.8%と並びました。「興味があるメニュー1位」のホワイトニングは経験率11.5%にとどまっており、関心が高くても実際の施術には至りにくいメニューだと考えられます。
審美歯科にいくらかけた? 経験者の投資額リアル

※:本調査(n=182)から施術経験者(124人)を対象にした調査結果。
つぎは、気になる審美歯科への投資額です。こちらも審美歯科に興味がある年収500万円以上の未婚男女に聞いています。
経験者(124人)の支払総額は、「30〜50万円未満」が最多で16.9%でした。「10〜20万円未満」と「20〜30万円未満」がそれぞれ15.3%で続いており、10〜50万円の範囲に回答が集中する傾向がみられます。セラミック治療(差し歯・詰め物)や歯のクリーニング(PMTC)を経験した人が多いことも影響していると考えられます。
一方で、100万円以上の高額投資も合計16.1%(100〜200万円未満:11.3%、200万円以上:4.8%)と一定数存在しており、歯列矯正やインプラントなど費用がかさむ施術を経験した層が含まれていると推測されます。
この結果から、安定した収入がある未婚男女は、審美歯科への投資も数十万円規模をいとわない傾向があるといえます。
なぜ「歯」に投資するのか? 1位は納得の結果に

※:本調査(n=182)から施術経験者(124人)を対象にした調査結果。複数回答のため合計は100%を超えます。
実際に審美歯科を経験した124人に投資の理由を聞いたところ、「第一印象をよくしたい」が48.4%で最多でした。次いで「健康上の理由(噛み合わせ・虫歯予防など)」が41.9%、「仕事・ビジネスの場での印象改善」が39.5%と続いています。仕事での印象改善を意識して審美歯科に投資する層が多いことは、年収が高いほど審美歯科への関与度が高いという結果とも重なる傾向といえるかもしれません。
また、歯をメンテナンスしたことで、見た目だけでなく機能面での改善を実感したという回答者コメントも多くみられました。
回答者コメント
「銀歯をセラミックにかえた結果、審美性(歯の見た目)が向上した」(男性・34歳)
「インプラントにして安心して噛める。前歯をセラミックにして色がきれい」(女性・34歳)
「銀歯が目立たなくなった」(女性・31歳)
回答者コメントからもわかるように、「見た目の改善」だけでなく健康面を理由に挙げる方が4割を超えており、審美歯科を単なる美容目的ではなく、機能面も含めた総合的な投資として捉えている層が多いと考えられます。
回答者コメント
歯列矯正で噛み合わせが改善し、食事中に口の中を噛んでしまう事が無くなった。親知らずを抜いたうえで歯並びを揃えたので、日々の手入れが楽になった。(男性・35歳)
噛み合わせが良くなった。(女性・42歳)
やってよかった/踏み切れない 経験者と未経験者それぞれの本音

※:本調査(n=182)から施術経験者(124人)を対象にした調査結果。複数回答のため合計は100%を超えます。
最後に、施術を受けた人と興味があるけど受けていない人の本音をみていきましょう。
経験者の声
施術後の感想では、「見た目・印象が変わったと感じた」が39.5%で最多、「やってよかった・満足している」が36.3%、「自信がついた」と「費用対効果が高いと思う」がそれぞれ34.7%となりました。「後悔している部分がある」はわずか1.6%にとどまっており、経験者の多くが肯定的な評価をしているといえます。一方で「費用対効果が低いと思う」も17.7%存在しており、満足度には個人差があることもデータから読み取れます。
回答者コメントからは、施術後に笑顔や表情に自信が持てるようになったという声が多く寄せられました。審美歯科は見た目の変化にとどまらず、日々の生活における自己肯定感にもつながる可能性があるといえます。
回答者コメント
ホワイトニングをしたことで、若干若く見える印象にはなったと思います。(女性・37歳)
歯を全開にして笑えるようになりました。(女性・25歳)
歯の色がほかの歯と同じになったので見た目が改善されたと思う。(男性・44歳)
歯並びに関する悩みがなくなった。(女性・27歳)
一方、興味はあるけれど施術を受けていない人に、その理由を聞いてみました。

※:本調査(n=182)から施術未経験者(58人)を対象にした調査結果。複数回答のため合計は100%を超えます。
未経験者の本音
審美歯科を経験していない理由としては、「費用が高い・予算が合わない」が46.6%で最多でした。「保険適用外への抵抗がある」17.2%、「施術への不安・怖さがある」「どこに相談すればいいかわからない」がそれぞれ15.5%でした。
費用面の壁が最大のハードルであることがわかりますが、「特にない・わからない」も34.5%と高く、明確な理由がないまま踏み出せていない層も少なくないといえます。比較的余裕がある年収の人でも、歯にどれだけの予算を割けるかは価値観によって変わるのかもしれません。
審美歯科への投資は美と健康のため。歯への投資が自信と生活の質を高める
審美歯科への投資は美と健康のため。歯への投資が自信と生活の質を高める
今回のアンケート調査から、つぎのような傾向が見えてきました。
【まとめ】
- 年収が高いほど審美歯科への関心・実施率が高く、年収1,000万円以上では実施率が56.1%に達した。
- 興味があるメニュー1位はホワイトニング(59.3%)だが、実際の経験メニュー1位はセラミック治療(23.6%)と、関心と経験にギャップがみられた。
- 経験者の支払総額は「30〜50万円未満」が最多(16.9%)。一方で100万円以上の高額投資も16.1%存在した。
- 投資の動機1位は「第一印象をよくしたい」(48.4%)。健康上の理由も41.9%と高く、審美と機能の両面から捉えている層が多い。
- 経験者の「後悔している」はわずか1.6%。満足度は概ね高い結果となった。
- 未経験者の最大のハードルは「費用が高い・予算が合わない」(46.6%)。
全体として、年収500万円以上の独身層にとって審美歯科は、見た目だけでなく健康や自己投資の観点からも前向きに捉えられていることが浮き彫りになりました。一方で、費用面の壁や「特にない・わからない」という回答も一定数あり、関心はあっても行動に至っていない層も少なくない様子がうかがえます。
審美歯科に関心があるものの踏み出せていない人は、まずどのメニューにどれくらいの費用がかかるのかを整理してみるとよいでしょう。「健康は口から」といわれるように、審美歯科への一歩が、見た目の変化だけでなく毎日の生活の質や自信にもつながる可能性があります。気になるメニューがあれば、まずは費用感を調べるところから始めてみてはいかがでしょうか。
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