節約のカギを握る水道光熱費。毎日消費する費用だからこそ、上手く抑えられたら家計の大きな助けになります。一方で、そもそも自分の支払っている水道光熱費は高いのか安いのか、いまいち理解できていない人も多いのではないでしょうか。水道光熱費の節約と聞くと、コンセントのプラグを抜いたりトイレの水の量を減らしたりといったストイックな生活を想像してしまう人もいるかもしれません。

しかし、水道光熱費の節約はポイントさえ理解しておけば、決して難しくありません。この記事では、家族構成別の水道光熱費の平均金額と、今日から実践できる水道光熱費の節約テクニックを紹介します。

※この記事は、2021年4月23日に更新しています。

この記事の監修者

和田由貴

節約アドバイザー・消費生活アドバイザー・家電製品アドバイザー・食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。「節約は、無理をしないで楽しく!」をモットーに、耐える節約ではなく快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱している。
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水道光熱費とは?

画像: 画像:iStock.com/chuckcollier

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まずは、水道光熱費とは何かを改めて確認しましょう。水道代、電気代、ガス代の総称と思っている人も多いかもしれませんが、それだけではありません。水道光熱費とは、灯油代なども含めて、生活に必要なエネルギーにかかる費用のことです。一般的な家庭での使用例は以下の通りです。

〈表〉水道光熱費の使用例

電気代※1
小型冷蔵庫を24時間使用

21円
ガス代※2
浴槽に45℃のお湯を張る

72円
水道代※3
浴槽に水またはお湯を張る

25円

※1 年間消費電力300kWh、電気量料金26円(従量電灯B、第2段階料金)、小数点切り捨ての場合
※2 元の水温15℃、浴槽のサイズ200L、都市ガスの発熱量11,000kcal/m³、熱効率95%、都市ガスのガス単価126円/m³(1カ月のガス使用量 20m³、検診日2020年5月)、小数点切り捨ての場合
※3 ※東京都23区内、浴槽のサイズ200L、従量料金128円/m³(呼び径20mm、1カ月の水道使用量11〜20m³)、小数点切り捨ての場合

ひとつひとつは小額ですが、こういった支出を抑えれば、年間でかなりの節約を期待できます。

水道光熱費の特徴のひとつは、季節によって金額が大きく変動することです。中でも最も気をつけたいのは冬で、エアコンやストーブといった暖房器具を長時間使用したり、お風呂の給湯や追い炊きの頻度が増えたりします。

夏のほうが高額になると思っている人もいますが、冬は寒い期間が長く、エアコンによる電気代以外にもコストが分散するため、合計の費用が嵩みます。実際に資源エネルギー庁の「家庭の省エネ徹底ガイド」1)によると、東京の暖房期間(※4)の消費電力量は冷房期間の約3倍で推移しています。

※4  暖房期間とは、ルームエアコンを暖房運転する期間で、標準気象データの日平均気温が14℃以下となる3回目の日から、日平均気温が14℃以下である最終日より2日前の日までとされる。冷房期間も同様であり、標準気象データの日平均気温が22℃以上となる3回目の日から、日平均気温が22℃以上である最終日より2日前までとされる。

四人家族、一人暮らし、二人暮らしの平均水道光熱費

水道光熱費を節約する上で、ほかの世帯がいくらくらい水道光熱費を支払っているのか気になりますよね。ここでは四人家族、一人暮らし、二人暮らしの水道光熱費の平均金額と、それぞれの陥りがちな無駄遣いのパターンを紹介します。無駄遣いをなくして達成したい「目標金額」も記載しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、平均値は数値の高い人によって底上げされるものなので、実態よりも高めに表れる傾向があります。平均値はあくまでも目安です。実態に近い中央値はもう少し低くなると考えてください。

四人家族の場合(夫、妻、子ども2人)

画像: 画像:iStock.com/Yagi-Studio

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〈表〉四人家族の水道光熱費の平均月額と目標月額2)

平均月額(2020年)目標月額
24,121円集合住宅の場合:18,000円以内
戸建ての場合:20,000円以内

入浴に多くの費用がかかる

ファミリーの場合、特に水道光熱費がかかるのが入浴です。家族が多いほどシャワーの回数が増えたり、入浴のタイミングが合わずにお湯を沸かし直したりと、無駄なコストが発生します。ガス代と水道代の大半は給湯にかかっている費用なので、これは無視できません。

効率の悪い電気消費をしてしまう場合も

効率の悪い暖房器具の使い方をしているケースも多いです。たとえば、奥さんが一人で留守番をしている時、室内全体を暖めるエアコンを使うのは暖房効率が良くありません。本来ならエアコンやストーブ、ホットカーペットなど、シチュエーションに合わせて暖房器具を使い分けるのが理想的です。

水道光熱費はマンションより戸建ての方が高い

四人家族となると戸建ての一軒家にお住まいのご家庭もありますよね。大前提として、戸建てとマンションやアパートを比べると、水道光熱費は一般的に戸建ての方が高くなります。これは家自体が大きいことでエアコンや照明の数が増えたり、掃除機をかける範囲が広がったり、各種基本料金が高額になったりするのが理由です。

一人暮らしの場合

画像: 画像:iStock.com / monzenmachi

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〈表〉一人暮らしの水道光熱費の平均月額と目標月額3)

平均月額(2020年)目標月額
11,686円10,000円以内

単身世帯では基本的に、水道光熱費はそれほどかかりません。もし高額になっていたら、一人暮らしにありがちな3つの原因を疑いましょう。

備え付けの古いエアコンに要注意

ひとつは、古いエアコンを使っていることです。最新型のエアコンは消費電力が少なく、省エネ機能も充実しています。しかし、賃貸で一人暮らしをしている場合、備えつけのエアコンを使っているケースも多くあります。築浅の物件でなければ20〜30年前のモデルが設置されている可能性もあり、冷暖房の効率は大きく劣ってしまいます。

LEDの付け替えを視野に入れよう

2つ目は照明器具です。昨今はLEDライトが普及していますが、中には白熱電球を好んで使っている人もいますよね。しかし、「家庭の省エネ徹底ガイド」によると、白熱電球の電気代は年間2,920円で、LEDライトの510円と比較すると約6倍も高いです(※5)。寿命も白熱電球は1,000時間、LEDライトは40,000時間とされており、節約を優先するなら買い替えも視野に入ってきます。

※5 60W相当の白熱電球と電球型LEDランプを1日あたり5.5時間使用した場合。

電熱機器の付けっ放しは高コスト

電気ポットや炊飯器の保温機能にも注意が必要です。長時間にわたって熱を保つのは、ケトルなどを使って短時間でお湯を沸かすよりもトータルコストがかかってしまいます。頻繁にお湯を使わない一人暮らしでの電気ポットの使用や長時間の炊飯器での保温は、電力の無駄遣いになりがちです。

二人暮らしの場合

画像: 画像:iStock.com /itakayuki

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〈表〉二人暮らしの水道光熱費の平均月額と目標月額4)

平均月額(2020年)目標月額
19,459円15,000円以内

二人暮らしでは、一人暮らしとそこまで大きく金額が変わるわけではありません。ただし、前述と同じく、古い家電を使っている場合、二人暮らしの方が使用する時間・頻度が高くなるため、浪費が目立つようになります。よくあるのは、居住者のどちらかが持ち込んだ一人暮らし時代の家電を使ってしまうケースです。

古い家電は当然ながら、最新型よりも省エネ性能が劣っています。冷蔵庫や洗濯機はもちろんのこと、テレビも新型と旧型でかなりの差があります。最近はテレビをまったく見ない人も多いですが、頻繁に視聴する人は注意が必要です。

家電を見直す場合は、環境省が運営する「しんきゅうさん」5)というウェブコンテンツを参考にしましょう。こちらでは自分の家電の情報を入力することで、新しい家電に買い替えた場合の費用をシミュレーションできます。

支払い方法・管理方法をまずはチェック

画像1: 画像:iStock.com/takasuu

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ここからは具体的な節約の方法を紹介します。日々の行動などの節約テクニックを実践する前に、まずは料金の引き落とし方法や、契約内容の見直しを行いましょう。これらを最適化するだけで、大幅な節約に繋がることも少なくありません。

(1)契約会社や契約内容を見直す

現在は電力や都市ガスが自由化され、好きな会社と契約できるようになりました。電気代やガス代が気になっている人は、より安上がりな他社への乗り換えを検討しましょう。

また、都市ガスではなくLPガスを利用している物件に住んでいたり、入居時の契約によって会社を変えられなかったりする人でも、プランを変えることができるケースはあります。無理だと諦めず、確認してみましょう。

ただし、どの企業のどのプランに加入するべきなのかは、家庭によって異なるため、一概にどのサービスが良い、と断言することは難しいものです。電気やガスをあまり使わない単身者と、使用頻度の高いファミリーとでは、無駄の出ている部分も異なるためです。

電力会社やガス会社のウェブサイトにある料金シミュレーションなどを利用し、自分にとって最も安くなるプランを探してみてください。

(2)クレジットカードで料金を支払う

水道光熱費を現金や口座引き落としで支払っている人は、クレジットカードに切り替えるのがおすすめです。クレジットカードは利用額に応じてポイントを獲得できるため、定期的に支払う公共料金をクレカ払いにしておけば、年間でかなりのポイントを貯めることができます。

ただし、電力会社やガス会社のプランによっては、口座引き落としのほうが割引を得られるケースも存在します。また、クレカ会社の中には、公共料金の引き落としがポイントとして還元されないところもあります。あらかじめクレカ会社の規約などを確認することをお忘れなく。

(3)アプリで月々の使用量を管理する

昨今では、多くの電力会社やガス会社から、毎月の請求額や使用量を照会できるアプリがリリースされています。これらを使って定期的に費用を見直し、「今月は使いすぎているから抑えよう」など、日々の節約をコントロールしましょう。

また、多くのアプリでは過去何年かの使用量も遡れるので、昨年の同月と比較してみるとよいでしょう。前述の通り、水道光熱費は季節による変動が大きく、前月の使用量と比べてもあまり正確なデータは取れないため、去年の同月と比較できるのはうれしいポイントです。

アプリによっては、自分と同じような世帯と比べて、使用量が多いか少ないか表示されるものもあります。たとえば、「都内在住の四人家族で契約アンペア数が40Aの場合、平均の使用量はいくらです」と教えてくれるわけです。これにより自分が目安とするべきボーダーラインがわかり、モチベーション管理にも役立ちます。

(4)契約しているアンペア数を見直す

電力会社とアンペア制のプランで契約している人は、アンペア数を見直すのもひとつの手です。不必要に大きな容量にしていると、基本料金だけが高めに発生してしまいます。とはいえ、むやみにアンペア数を下げるとすぐにブレーカーが落ちるため、自分にとって適正な容量を見極めることが大切です。

自分の生活をシミュレーションし、必要なアンペア数を割り出しましょう。たとえば、10A=約1,000Wなので、30Aの契約なら一度に使用できるのは約3,000W。約1,000Wの出力を持つドライヤー、電子レンジ、電気ポットなどを同時に使うと、ブレーカーが落ちてしまいます。慌ただしい朝にはこうした状況が起こりがちなので、振り返ってみてください。

ちなみに、アンペア数は原則、変更後1年間は元に戻すことができません。アンペア数を下げすぎて不便になっても後の祭りなので、容量の見極めはくれぐれも慎重に行いましょう。

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電気代、ガス代、水道代のお手軽な節約テクニック

では、肝心の水道光熱費はどのようにして抑えたら良いのでしょうか。ここからは気になる節約テクニックを、節約術の豊富な「電気代」、節約術の似通った「ガス代、水道代」に分けて紹介します。

電気代の節約術

画像: 画像:iStock.com/monzenmachi

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ここでは、冷蔵庫やエアコン、テレビなど、つい稼働時間が長くなりがちな家電について言及します。無駄に使っている場面が多いからこそ、工夫次第でかなりの節約を期待できます。電気代の節約術を見ていきましょう。

暖房器具をシチュエーションによって使い分ける

冬の寒さに耐えかねて、様々な暖房器具をつい同時に使用してしまう人も多いのではないでしょうか。ですが、暖房器具にはそれぞれ得意なシチュエーションと、そうでないシチュエーションが存在します。それを見極めて使い分ければ、暖房器具を稼働させる費用を削減できます。

暖房器具は大きく「対流式」「輻射式」「伝導式」の3種類に分けられます。最大消費電力で比較すると「対流式」が最も高く、「輻射式」「伝導式」と続く傾向が強いです。

「対流式」はエアコンやファンヒーターなど、暖かい空気を吐き出して対流させるものを指します。室内全体を暖めるのに適しているため、特にファミリーの場合は、リビングに家族全員が揃っている時などに使用するのが効果的です。エアコンの場合、最大消費電力こそ高いものの、設定温度に到達した室温を維持するだけならそこまで費用はかかりません。

「輻射式」はストーブやハロゲンヒーターといった、遠赤外線の熱線によって直接体を暖めるものを指します。これで室温を上げようとすると最大電力で運転している時間が長くなり、結果的に「対流式」よりも費用がかかります。体が冷えている時などにピンポイントで使うと有効でしょう。

また、「伝導式」は湯たんぽやホットカーペットなど、触れることで熱を感じるものです。暖める範囲を限定的にすることで消費電力を少なく抑えることが可能なため、一人で過ごすシーンでは「対流式」よりもこちらを頼るのがベターです。特におすすめは電子ひざ掛け毛布で、肩から羽織ったり床に敷いてお尻を暖めたりと、様々な使い方ができます。

湿度を40〜60%にして、エアコンを効率的に利用する

エアコンの使い方も重要なポイントです。寒さが厳しい冬の場合、エアコンの設定温度を過剰に高くしてしまう人もいるのではないでしょうか。しかし、体感温度は湿度に大きく影響されるため、体が暖まらないのは部屋の乾燥が原因であることも多いものです。

実際に、夏も高温多湿の日はむし暑いですが、カラッとしているとあまり暑さを感じませんよね。理想の湿度は40〜60%です。温度計を買って湿度を計測し、乾燥している時は洗濯物を部屋干ししたり加湿器を使ったりと工夫するとよいでしょう。

一方で夏の場合、エアコンの使いすぎが冬よりも目立つため、極力使用を控えている人も多いのではないでしょうか。しかし、設定温度を控えめにしておけば、十分に料金は抑えられます。冷房の設定温度は1℃違うだけで、消費電力が10%ほども変わるからです。

節約のためにエアコンをこまめにつけたり消したりするのも、必ずしも正しいとは言えません。エアコンの出力は、室温を設定温度へと導こうとする段階で最も大きくなります。エアコンを消して室温が元に戻ってしまうと、次にエアコンをつけた時に再びフル稼働することになるため、頻繁にオンオフを繰り返すよりは、つけっ放しにして室温を維持した方が節約できる場合もあります。

もちろん、つけっ放しにするとその分の料金は発生するので、現時点でエアコンを消してから何度もつけ直したりしない人は、そのままの使い方でOKです。

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冷蔵庫の“ぎゅうぎゅう詰め”は避ける

24時間365日稼働している冷蔵庫は、実は電気代の割合を最も占めている家電です。新しいモデルと古いモデルでは消費電力が大きく異なるので、長年使い続けている人は買い替えを検討することをおすすめします。ちなみに、冷蔵庫は1〜2人用の小型タイプより、大容量のファミリータイプのほうが省エネ機能も充実している傾向があります。

また、冷蔵庫の“ぎゅうぎゅう詰め”は避けてください。冷気の循環が悪くなるのはもちろんのこと、奥のものを取り出すのに手間取って扉の開いている時間が延びたり、開閉の回数が増えたりしてしまいます。すると冷気が逃げてしまい、低温に保つための余計な電力を消費する原因になります。

テレビの買い替えも省エネ目線で

意外かもしれませんが、テレビは冷蔵庫、照明に次いで3番目に電力消費の割合が高い家電です。最近はまったくテレビを視聴しない若者も増えていますが、なんとなくテレビをつけっ放しにする習慣のある人は、見ていない時はスイッチを切るように心がけてください。

ほかの家電と同様に、テレビも消費電力を抑えられるように年々進化を遂げています。たとえば、「家庭の省エネ徹底ガイド」によると、32型テレビを2010年と2016年で比較した場合、消費電力は約33%も違います。

地デジ化の際に買い替えたテレビを今も使っているご家庭は、大画面や高画質という判断基準だけでなく、省エネという切り口で買い替えを考えてみてはいかがでしょうか。

ガス代、水道代の節約術

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大前提として頭に入れておきたいのが、ガス代と水道代で最も費用がかかるのは給湯であることです。そのため、ガス代と水道代を分けるのではなく、「お湯を節約する」という考え方を持つことが大切です。実際に、給湯器から出てくる40℃のお湯と水道水では、料金の差は3倍ほどにも上ります。

ここではお湯を節約するテクニックを紹介します。

シャワーを出しっ放しにしない

まずは初歩的なことですが、入浴中にシャワーを出しっ放しにするのは控えましょう。髪や体を洗っている時も、こまめにシャワーを止めるのが大切です。「家庭の省エネ徹底ガイド」によると、1日1分間の出しっ放しを減らすだけでも、年間で1人あたり3,300円の節約になります(45℃のお湯を流す時間を、毎回1分間短縮した場合)。

とはいえ、冷水と温水の蛇口をひねって温度調節するシャワーの場合、いちいちお湯を出し直すのは面倒なのも確かです。そこでおすすめなのが、ボタン式でお湯を出したり止めたりできるシャワーヘッドを取り付けることです。これなら蛇口をひねり直す必要もなくなり、気軽にお湯を止められます。安いものなら数千円ほどで購入可能です。

お風呂は家族同士で間隔を空けずに入る

ファミリーの場合、お風呂の熱をいかに維持できるかも重要です。お湯が冷めると給湯や追い炊きが必要になるため、できる限り家族同士で間隔を空けずに入りましょう。

お風呂に蓋をするだけでなく、100円ショップなどに売っている保温シートでお湯を覆うのも有効です。ちなみに、冷めたお湯の温度を上げる時は、追い炊きをするより高温のお湯を追加したほうが効率が良いので、是非試してみてください。

また、給湯器のスイッチをずっとオンにしていると、洗面台やキッチンで「水を使っているつもりでお湯を出してしまった」なんてミスも起こりがちです。入浴を終えたあとはスイッチをオフにするか、蛇口をひねる時に誤ってお湯を出さないように気をつけましょう。

トイレの節水は故障の原因になることも

水道代の中でも、お風呂に次いで使用量が多いのがトイレです。しかし、トイレの節水は非常に難しく、流す水の量を減らすと詰まりの原因にもなりかねません。

タンク内にペットボトルを入れて節水する人もいますが、それによってトイレが故障しては余計な費用がかかってしまいます。トイレの節水は大レバーと小レバーを使い分ける程度にとどめ、ほかの部分で節水を心がけるのがベターです。

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水道光熱費の節約はポイントを押さえることが大切

このように水道光熱費の節約で重要なのは、ちょっとしたポイントを押さえることです。節約=我慢というイメージの人もいるかもしれませんが、闇雲に頑張る必要はありません。

実際に最近の家電は待機電力もほとんどかからず、コンセントからプラグをこまめに抜くような節約は有効ではなくなっています。無駄な努力をしないストレスフリーな節約を、将来に向けてスートしてみてはいかがでしょうか。

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