そこで、先輩ママたちにアンケート調査を実施。出産直後にイラっとしたパパの言動について、ズバリ教えていただきました! (お子さんがいる20〜30代女性223人にアンケート、協力:ファストアスク)
出産直後のママたちは、パパのどこにイラっとしたの?
このように、出産直後のママたちが特にイラっとした、パパが「してくれなかった」ことのベスト3は、「新生児のお世話」、「家事」、そして「ママへのケア」という結果になりました。寄せられたコメントをもとに、それぞれの「イラっとした」ポイントを紹介します。
■1位 新生児のお世話 「そもそも、新生児のお世話をする気があるの?」
【特に目立った不満コメント】
「夜泣きにも気づかず、1人だけ寝ていた!」
「『怖くて触れない』と言って、お世話を丸投げされた!!」
「子どもと少し触れ合ったくらいで『育児をしている』と周囲に自慢していた!!」
新生児のお世話に対する不満コメントのなかで、圧倒的に多かったのは「夜泣きに気付かず寝ている」でした。じつは「ママがお世話するから大丈夫だろう」とあえて寝たふりをしていたパパもいたのではないでしょうか? 新生児のお世話はママの担当と思っているパパって、意外と多いのかもしれません。
■2位 家事(洗濯・掃除・炊事) 「家事を“手伝う”ってどういうこと?」
【特に目立った不満コメント】
「『手伝おうか?』と聞くだけで、自発的には何もしてくれなかった!!」
「言われないとやらない。気が利かない、自分でやったほうが早かった!」
「私が弱っている時に『何もしなくていいよ』と言いながら、自分だけご飯を食べていた!」
家事に対しては「言われないと何もしてくれない」が、特に多く見られました。パパとして「手伝いたい」気持ちはあるものの、何をすればいいのかわからない……というのが本音という残念な人も、結構いそうですよね?
■3位 ママへのケア 「出産直後だってこと、本当にわかってるの?」
【特に目立った不満コメント】
「『俺だって仕事で疲れてるんだからお互い様』と言われた!」
「出産して間もないのに、自分だけ遊びに出かけていた!」
「疲れて寝ていても『大丈夫?』と聞くだけで、何もケアしてくれなかった!」
出産直後のママへのケアに対する不満のコメントを見ると、どうやら「収入面(仕事)をしっかり担当していれば、ママはさておき自分のために時間を使ってもいい」という発想が、パパ側にあるように感じてしまいます。でも、それって出産直後という特別な状況でも当てはまるのでしょうか……?
出産直後のママたちが喜んだ、パパの「してくれたこと」は?
アンケートの結果と寄せられたコメントを読んで、自分も出産直後にしてしまいそうなことが結構ある……と思った男性が多いかもしれません。実際のところ出産直後のパパたちは、ママに対してどれくらい協力的だったのでしょうか?
●パパは家事や諸手続きなど出産後「すべきこと」に協力的でしたか?
〈図〉出産後「すべきこと」に対するパパの協力状況
このように、イラっとしたことや不満な点はあったものの、全体的に見れば「協力的」と思ってくれていたママが、実は過半数という結果でした。ちなみに、してくれてうれしかったことのランキングは以下のようになっています。
「イラっとしたこと」では8位だった「病院や役所など出産後の手続き」が、「うれしかったこと」では3位にランクインしている点は、注目したいところですね。ママに喜ばれる「出産後の手続き」については、後ほど詳しく解説します。
新米パパが注意すべき、出産直後の心得3箇条はコレ!!
いかがでしたか? 先輩ママたちのリアルな意見を聞くことで、出産直後のママがどれだけ大変か、そしてどれだけパパの助けが必要なのか、理解できたのではないでしょうか。そこで、これからパパになる男性が知っておくべき、出産直後に注意したい3つの心得をご紹介しましょう。
【心得その1】ママの疲労度は、心身ともにパパ以上と心得よう!
出産という人生最大のイベントを終えた直後から、新生児のお世話をしなければならないママが、心身ともに限界の状態にあることは言うまでもありません。それは、2人目以降の出産でも同じことです。
「自分だって仕事が大変」と思ってしまう人もいるでしょうが、少なくとも出産直後は、「自分以上にママに負荷がかかっている」ということを決して忘れないようにしましょう。出産直後のママや新生児のお世話と、仕事の両立が難しいと思うようなら、ぜひ育休制度を積極的に活用しましょう。
【心得その2】育児も家事も「手伝う」のではなく、常に「一緒にするもの」です!
出産直後に限らず、育児や家事に対してパパが勘違いしがちなのが「手伝う」という考え方です。そもそも、育児や家事は「手伝う」のではなく、「一緒にする」ものだということを忘れてはいけません。
協力しようという気持ちがあるのはわかりますが「何か手伝ってほしいことある?」「言ってくれれば手伝ったのに」といった姿勢は言語道断。また、新生児のお世話でわからないことがあるのは、パパもママも同じです。ママや新生児、そしてお家の様子に目を配り、自分がすべきことは何かを考える、わからない場合は相談することを基本に、自発的に行動するようにしましょう。
【心得その3】出産後の手続きこそパパが活躍する場です!
出産直後にパパがしてくれてうれしかったことの3位に「病院や役所など出産後の手続き」がランクインしていました。新生児のお世話や家事には自信がない人でも、こうした事務手続きなら、ママに頼らず自分だけでもできるはずです。また、出産後に必要な手続きの大半は、出産から1カ月以内に終える必要があるため、ママが行うのは難しいということも忘れてはいけません。
たとえば、出産直後にすべき主な手続きは、これだけあります。
〈表〉出産後に行う必要がある主な手続き
手続き | 届出先 | 期限 |
---|---|---|
入院費の支払い | 出産した病院 | 基本的には退院時 |
出生届の提出 | 父母の本籍地または父母の住民票がある所在地 | 出産日を含む14日以内 |
児童手当の申請 | 住んでいる市区町村の役所 | 出産後15日以内 |
健康保険証の申請 | 加入している健康保険組合 | 1カ月健診までに |
乳幼児医療費助成金の申請 | 住んでいる市区町村の役所 | 1カ月健診までに |
出産育児一時金の申請 | 医療機関の窓口(直接支払制度を使用する場合)または所属する健康保険組合の窓口 | 出産日の翌日から2年間 |
ちなみに今回のアンケート調査でも、これらの手続きは、やはり主にパパの担当となっている場合が半分以上でした。
〈図〉出産後の手続きの夫婦の分担状況
なお、こうした手続きは、届け出先の病院や自治体によって内容が異なる場合があります。また、手続きの期限が出産から近いため、手続きの手順などについては、出産前に調べておくといいでしょう。
出産後のマネープランについても、事前にしっかり相談しよう!
今回のアンケート調査では、パパの「出産後のお金の使い方」についての不満コメントも数多く寄せられていました。
【特に目立った不満コメント】
「子どもができたのに、お金の使い方が今までどおり!」
「節約したいと話し合っているのに、すぐコンビニへ行ってお菓子やビールを買ってくる!」
「私が産休中で収入がないのに、生活費が折半のまま!!」
出産後の時期は、ママだけでなくパパも育休に入る場合もあり、収入が一時的に減ることがほとんど。また、育児や将来の教育費にかかる費用を考えれば、今までどおりのお金の使い方ではダメということは、よくわかるはず。
しかし、お金の使い方をどのように見直せばいいのか、どうすれば子育てをしながら貯蓄ができるのかを考えるのは、自分たちだけでは難しいでしょう。
そこでおすすめしたいのが、何かと忙しい出産後ではなく、出産前からマネープランについて、夫婦で相談しておくことです。この機会に2人で一緒に、信頼できるお金のプロによる無料相談を利用してみてはいかがでしょうか?
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