今回登場していただくのは、都内のレストランで料理長を務める傍ら、料理家としても活躍中の麦ライスさんです。Twitterでは、料理が苦手な方でも必ず美味しく作れるオリジナルレシピやお役立ちテクニックを数多く紹介。すぐに試してみたくなるアイデアがいっぱいです。
この記事の監修者
麦ライス(むぎらいす)
レストランシェフ・SNS専門料理家。フレンチ・ハワイアン・アメリカン・イタリアンなど、多ジャンルのシェフを経験。都内ホテルレストランで料理長を務める傍ら、Twitterで「誰でも役立つ料理テクニック」や「簡単でちゃんと美味しい家庭向けレシピ」を発信中。プロとして培った知識と技術を、台所で気軽にチャレンジできるコツにかみ砕いて伝授している。著書に『ちょっとしたコツで、劇的においしくなる! 新お家ごはんの教科書 がんばらなくていい料理テク&レシピ100』など。
麦ライスさんの作り置き事情
作り置きは週に1~2回程度、使い勝手のよいものをまとめて冷凍している麦ライスさん。野菜やひき肉を塩コショウのみで火入れしたものや、パスタをまとめて茹でて冷凍しています。
シンプルな作り置きなら、アレンジ次第で毎日違う味わいが楽しめる
作り置きのポイントは、「シンプルな味付けにしておく」こと。食べたいものは、体調も含めて毎日変化するもの。あまり味を“完成”させず、応用が効くようにするのがおすすめだそう。
たとえばチャーハンなら塩コショウと卵とネギだけ、スープなら野菜とコンソメだけでまとめて作り置きすれば、その日の気分にあわせてメインの具材や調味料を変えることができます。
今回麦ライスさんが紹介してくれたのも、和洋中どんなアレンジも可能な万能玉ねぎドレッシングです。
サラダが無限に食べられる! 「麦ライスさんちの玉ねぎドレッシング」
「麦ライスさんちの玉ねぎドレッシング」は、油分が少ないため、サラダが無限に食べられるさっぱりとした味わいです。サラダ以外にも、お料理のタレとしても大活躍で、お肉料理にとってもよく合います。
玉ねぎがハンパに余ってしまった……という時にも、無駄なく食材を使いきれるうれしいレシピです。
材料とおよその費用(ドレッシング約130g) | |
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玉ねぎ(普通サイズ) | 1/4個 |
醤油 | 大さじ2 |
お酢 | 小さじ5 |
砂糖 | 小さじ2 |
サラダ油 | 40cc |
費用の目安 | 約45円 |
作り方の手順
① 玉ねぎは皮を剥いて、ミキサーやハンドブレンダーを使える程度にざっくり切る。
② 材料をすべてミキサーかハンドブレンダーで撹拌する(機材がない場合は玉ねぎをおろし金ですりおろし、他の調味料と合わせる)。
③ 全体がなめらかになる程度まで混ぜ合わせれば完成!
サラダでいただく場合、スーパーのカットサラダ1/2程度に、ドレッシング30g分が量の目安です。
どんなサラダにもあう味付けなので、毎日使っても飽きないのがうれしい。お好みで撹拌の具合を調整してみるのもおすすめです。
保存方法と保存期間の目安
保存の際は、シェイクしてそのまま使えるドレッシング用のディスペンサーがおすすめです。玉ねぎの辛味は一晩寝かすと落ち着くので、味の変化も楽しめます。
保存期間は約1週間が目安。保存容器に移す際には他の食材や水分(例:濡れたスプーンや他の食材に触れたスプーンなど)に触れないようにして冷蔵庫に入れておきましょう。
※作り置きの保存期間について
今回ご紹介しているレシピの保存期間はあくまで目安です。冷蔵庫の温度や容器によって日持ちに差がありますので気を付けましょう。
お肉料理のソースにも! 「玉ねぎドレッシングの和風ハンバーグ」
ハンバーグは手作りしてもよいですし、時間がない時は市販のシンプルなハンバーグにかけるだけでもOK。ハンバーグにドレッシングをかけたあと、刻んだ大葉を乗せるだけでパッと完成! さっぱりしているので、食欲がない時もたくさん食べられます。
追加で必要な材料(2人分) | |
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ドレッシング | 40g分 |
大葉 | 2枚 |
市販のハンバーグ | 2個 |
「ちょい足し」で風味豊かな中華風にも早変わり
基本のドレッシングにごま油と鶏ガラスープの素(顆粒)を加え、顆粒がしっかり溶けるまで混ぜたら完成。シンプルな玉ねぎと醤油がベースのドレッシングが、簡単に中華風ドレッシングに生まれ変わります。所要時間はたったの1分です。
追加で必要な材料 | |
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ドレッシング | 約130g(一回の作り置き分) |
ごま油 | 小さじ2 |
鶏ガラスープの素(顆粒) | 小さじ1/3 |
白ごま | 小さじ1 |
麦ライスさんの数あるレシピのなかでも、かなりのファンがいるというこの玉ねぎドレッシング。「より多くの方に食べてもらいたい!」と麦ライスさん自身も太鼓判を押す逸品です。
麦ライスさんのTwitterでは、この他にも日々の料理に役立つ情報が満載。現役の料理人だからこそわかる技術や知識を、家庭向けにやわらかくかみ砕いて発信しています。料理に少しでも興味がある方は、ぜひ覗いてみてください。もっと料理が好きになるアイデアに、きっと出会えるはずです。