現代人にとって必須のSNSになりつつあるInstagram(インスタグラム)。かつては写真投稿を楽しむツールとしてのみ活用されていましたが、最近では企業がマーケティング施策の一環として利用するだけでなく、個人でもInstagramを活用して収益を得ている人が増えています。

そこでこの記事では、自身も1.8万人のフォロワーを持ちながら株式会社gramsの代表を務める艸谷真由(くさたにまゆ)が、Instagramで収入を得るためのしくみ・構造から、具体的な方法を解説。最近事情と合わせて、稼ぐためのコツを詳しく紹介します。

この記事の監修者

画像: 【2021年最新版】Instagramで収益を得るしくみとは? 一般人が稼ぐための方法を徹底解説

艸谷 真由(くさたに まゆ)

株式会社grams 代表取締役
新卒で株式会社TOKYOBASEに入社し、年間最優秀新人賞を受賞。退職後にInstagramを開始し、150フォロワーの鍵アカウントから、わずか10カ月で1万フォロワーを獲得。その後、自身のノウハウをもとにマーケティング支援会社・株式会社gramsを設立する。初商業出版『「こだわり」が収入になる!インスタグラムの新しい発信メソッド』は1年間で1万3,000部を突破。
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Instagram内に、収益を得るためのサービスはある?

画像1: 画像:iStock.com/TARIK KIZILKAYA

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そもそもInstagramには、YouTubeのように収益を得るしくみは備わっているのでしょうか。

ニュースによると、Instagramでは2020年の10月から「投げ銭」機能が導入されています1)。閲覧者が投稿者を応援するためにお金を送る機能です。ただ、こちらはまだ試験提供段階で一般向けにはリリースされていないため、全てのユーザーが利用できるというわけではないようです。

また、ライブコマースもできるようになると発表されていますが2)、(日本の仕様では)購入はアプリ外のECサイトで行うことになるので、Instagramから直接お金が払われることにはならないでしょう。

現時点では、Instagramの全ユーザーが収益を得られるしくみが完備されているとは言えませんが、Instagramを〈きっかけ〉として収益を得ている人たちは多くいます。ではどのようにして収益を得ているのか、次で説明していきましょう。

▼「YouTube」で稼ぐ方法についてはコチラ

Instagramで収益を得るまでの基本的な流れ

画像: 画像:iStock.com/maruco

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Instagramをきっかけに収益を得るまでには、決まった流れがあります。その流れは、基本的に一定のフォロワー数がついてからスタートします。

5,000フォロワーになると「ギフティング」

Instagramで収益をあげる人のほとんどは、ギフティングが稼ぎの入り口・きっかけになっています。フォロワー数が5,000人ほどになったタイミングで、メーカーなどのPRチームから商品が送られてくるのです。これは商品を使った感想を投稿して情報拡散につなげてほしい、という意図です。

私自身も、ギフティングが収益を得られるようになった入り口でした。ただのギフティングですと報酬はなく商品だけもらえる状態ですが、もう1段階ステップアップすると、報酬ありきのギフティングになっていきます。

1万フォロワーになると「アフィリエイト案件」

1万フォロワーを越えたら、アフィリエイト案件についてメーカーなどから声がかかるようになります。アフィリエイトとは成功報酬型広告のことで、閲覧者に特定のURLをクリックしてもらい、一定の行動をとってもらうことで、報酬が得られます。

アフィリエイト案件は成果報酬型なので、自身の投稿を見てもらった上で、商品の売買などが1件成約するだけで、いくらかの報酬が発生します。ファンがついているインスタグラマーのなかには、「ストーリーズ」機能(24時間で消える投稿のこと)でサプリや美容グッズなどの情報を発信して、100万円ほど稼いでいる方もいるようです。

また、1万フォロワーを越えたところで、急に企業などからのDM(ダイレクト・メッセージ)が殺到するようになります。依頼する企業側としても、成果報酬であるぶん声を掛けやすく、営業のハードルが低いのです。

▼「アフィリエイト」で稼ぐために知っておきたいことについてはコチラ

ギフティングやアフィリエイト案件を得られやすいジャンル・得られにくいジャンルがある

ギフティングとアフィリエイト案件は、企業からの依頼が発生しやすいジャンル・発生しにくいジャンルがあります。

たとえばコスメ系であれば、業界的に企業の販促費が多いとされているため、PR費が高かったりします。しかしグルメ系などは、一般的に飲食業界は販促費が少ないといわれているため、企業が効果検証をした結果、「来店増加の原因はこの人だった」と分かってからはじめて仕事として依頼が来る、というように時間を要する場合があるので、案件が発生しにくいのです。

ここまでがInstagramにおいて収益を得る基本的なパターンにはなりますが、人によっては収益を上げるために、段階的に企業と交渉を始める人もいます。報酬ありきのギフティングがもらえるようになった段階で「自分が発信したら、これくらいの数字が取れる」と自分の市場価値が分かるようになってきた人は、金額を交渉したり単価が低い案件は断ったりして、徐々に単価を上げていけるようになります。10万フォロワー以下の人でも、提示された金額の2倍程度までであれば、比較的簡単に単価交渉ができるはずです。

Instagramを通して業務委託で案件をもらうパターンも

画像: 画像:iStock.com/Kavuto

画像:iStock.com/Kavuto

先ほど説明したように、フォロワーの増加につれて自然と仕事がくるようになる、というのが基本的なパターンですが、自分から仕事を取りに行くという方法もあります。

それは、インフルエンサーマーケティングの代理店に登録をして、業務委託として案件を受ける、という方法です。私自身もこの方法を利用して、当時は1,000フォロワーを達成した時に登録を行いました。

業務委託の内容は様々ですが、商業施設におけるInstagramの連動企画(例えば、商業施設のどのスポットがインスタ映えに映るのかといったことを模索し、撮り方などをレクチャー)を行ったり、フレンチを食べてInstagramに感想を掲載したり。「そんな案件あり得るの!?」と思ってしまうような様々な案件があります。

そのなかで私自身に1番マッチしたのが、法人アカウントの運用のお仕事でした。毎日投稿をしたり、注目を集めるためのコンテンツ作りをしたり、データ分析をしたりと工数がかかるほか、最近は多くの企業が予算を用意してPRの一環として力を入れているので、比較的高い報酬をいただくことができました。

このように、Instagramの稼ぎ方はPRだけでなく、自分がコンテンツ作りに関わることや、他社の数字を伸ばすお手伝いをするマーケティング系のお仕事もあるのです。

色々な案件を受けて、自分にどのような仕事が合っているかを見極めてみるのが良いでしょう。

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Instagramでフォロワーがつきやすい、2つのアカウントタイプとは?

Instagramで収益を得るには、基本的には先ほど述べた通り、アカウントのフォロワー数を一定数まで増やすことが前提となってきます。

Instagramは写真、ビジュアルがメインとなるSNSなので、当然センスも必要になります。しかし、センスよりも何よりも、フォロワーを伸ばすためには、アカウントのテーマやコンセプトが重要です。私自身が150フォロワーだった時にInstagramを研究して、フォロワーが多いアカウントには2つの性質があることが分かりました。ここでは、その2つに関してご紹介します。

(1)ライフスタイル系アカウント

画像: 画像:iStock.com/lechatnoir

画像:iStock.com/lechatnoir

1つ目はライフスタイル系。容姿が魅力的で、おしゃれな場所に行って、ライフスタイルが素敵で……といった、本人に憧れを持ってもらえるような投稿を行っているアカウントです。

この場合は、その人の容姿やセンス、ライフスタイルに注目が集まるため、投稿の内容に統一性やこだわりがなくてもフォロワーが増えていきます。「どこかで読者モデルをやっていた」「テレビに出ていた」というような、コネ的なものがないと無理だと思われがちですが、そのような露出がなくても人気を得ることは可能です。

(2)専門家系アカウント

画像: 画像:iStock.com/taa22

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もう1つは専門家パターンです。特定のテーマを決めて、テーマに応じた投稿だけをしていきます。すると、その道に詳しい人として認知が広がっていきます。たとえば、「この人は節約レシピの発信をするインスタグラマーさんだから、フォローしておけば、いつでも節約レシピを知ることができる」など、投稿の情報価値を評価してフォロワーが増えていくのです。

同じ料理ジャンルでも、節約系であったり、お弁当系であったり。「このジャンルといえば……!」と思われる人になれれば、順調にフォロワーを獲得できます。

このように、Instagramはその人が発信しているコンテンツにもファンがつくSNSです。だからこそ、ライフスタイル系のインフルエンサーさんとは違い、発信のためにどれだけ努力したかによって、収益に繋がるところまで成長させることができます。人を選ばないところ、顔出しをしていなくても稼ぎに繋がりやすいところは、まさにインスタドリームと言えるのではないでしょうか。

Instagramでフォロワーを増やすために必要な4つのこと

Instagramでフォロワーがつきやすいアカウントの方向性を理解していただいたところで、具体的にどういった内容を投稿していくべきか、意識するポイントを見ていきましょう。考え方の鍵は「Instagramをひとつのメディアにする」ということです。

一般人でも運営しやすい「専門家系アカウント」の投稿を意識したポイント4点を、それぞれ詳しく解説します。

(1)発信するテーマを決める

画像: 画像:iStock.com/ DragonImages

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Instagramで収益を得るために最初にするべきなのが、先ほどフォロワーがつきやすいアカウントでもお話しした、「何をテーマに発信をするか決める」ということです。テーマを決めることで、アカウントがオリジナリティのあるものになります。

例えば、カフェ系の情報を投稿するアカウントとして決めたら、「日本にいながら海外旅行をしている気分になれるカフェ」などとテーマをより具体化します。それだけで他のカフェ系アカウントと差別化できるうえ、テーマがわかりやすく惹かれるものがありますよね。

コンテンツのジャンルがバラバラになってしまうと、ただの自己満足アカウントになってしまうので、とにかくテーマは絞った上で、ユーザーに認知してもらいやすいアカウントにしていくのが重要です。

(2)更新頻度は「毎日」

画像: 画像:iStock.com/recep-bg

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Instagramでフォロワーを増やしたいのであれば、毎日投稿することは必須です。

過去に私がInstagramでフォロワーを伸ばすための調査をしていた時、4年間発信を続けて4万フォロワーを持つ方を見つけました。毎回、旅関係の情報を発信している方でしたが、その更新頻度は週1~2回だったのです。

これを見て私は、4年間で4万フォロワーを得られるのであれば、毎日2投稿を続ければ、より短い期間で多くのフォロワーを獲得できるのではないか、と考えました。そこで実際に、私が1日2投稿を毎日継続したところ、わずか10か月で1万フォロワーに辿り着いたのです。収入としても半年くらいで月収20万円、1万フォロワーの時には50万円を達成しました。

毎日投稿を行う期間については、「いつまでにどのくらいまでフォロワー数を伸ばす」と自分で目標を設定し、そこから逆算して決めることをおすすめします。

(3)見返したくなるような有益な内容にする

画像: 画像:iStock.com/Anatoliy Sizov

画像:iStock.com/Anatoliy Sizov

投稿する時には、保存数を伸ばすことに意識を向けましょう。保存数を伸ばすコンテンツが作れれば、必然的にインプレッション数(表示回数)が伸び、「発見(explore)」フィード(新しい情報との出会いを促進する機能)にもあがりやすくなることで、新規ユーザーからの流入数が増えていきます。保存されるコンテンツは“もう1回見返したくなるもの”ですから、やはり有益な情報を投稿することが重要です。

ポイントは、投稿内の情報がコンパクトに網羅されていることです。わからない情報や言葉があってウェブ検索する必要がある投稿は良い内容とはいえません。たとえば、ショップの紹介であれば営業時間・混雑具合などの基本情報は当然のこと、加えて自分なりの感想、行った自分にしか分からないような独自の視点を組み込むことが大事です。意外とキャプション(投稿文)も読まれているので、しっかりと記載しましょう。

最近では、写真に文字を入れる形式が主流になり、写真自体が情報コンテンツとして流通するようになってきています(海外では未だに綺麗な写真が主流なので、情報偏重型の日本ならではの特徴ですが……)。そのように工夫したコンテンツ作りをすると、よりリッチな投稿の印象になります。

(4)Instagramユーザーに好まれる写真を撮る

画像: 画像:iStock.com/Chainarong Prasertthai

画像:iStock.com/Chainarong Prasertthai

Instagramは写真がメインとなるSNSなので、やはり撮り方の工夫も重要です。私がInstagramの写真の撮り方について教える時は、基本的に「真っ直ぐ撮りましょう」と伝えています。もともとセンスがある方は別ですが、Instagramで写真を撮る人の多くは、斜めにしたりアングルを変えたりと、おしゃれに撮ろうとするあまり、フィード(ホーム画面)での見栄えが綺麗ではないパターンが多いです。

Instagramらしい写真には、構図パターンがあります。たとえば食事の写真を撮るのであれば、おしゃれなお皿にのせられた料理を上から撮る、といったような真上パターンです。

画像2: 画像:iStock.com/TARIK KIZILKAYA

画像:iStock.com/TARIK KIZILKAYA

また、写真の撮り方も重要ですが、よりセンスの良さが滲み出るのは切り取り方です。私は「写真を撮る時は、余白をちゃんとつくってください」とお話をしています。余白を取らず、最初からInstagramサイズ(1:1)で撮ってしまうと、傾きや見切れなどの修正ができません。大きなサイズで撮影をして、あとから歪みの修正やリサイズ(大きさの調整)をすれば、綺麗な真四角の写真に仕上がります。

多くの人は最初から完璧に撮影をしようとしますが、それではスマホを構えている時点からアングルなどを気にしなければいけません。地面に並行か、真上から余白を取って撮影をしておいて、後で編集をするのが、一番早くて確実な方法です。

Instagramで好まれる写真は、見やすさやInstagramサイズでの美しさです。また、プロフィールページで写真が並んだ際のビジュアルも重要になるので、1枚の写真がおしゃれでかっこよくても意味がありません。Instagramで好まれる写真の感覚を養うためには、他の人の投稿を見るしかありません。フォロワーが多いインスタグラマーや、魅力的なコンテンツを投稿している人のInstagramを見て研究し、傾向を掴めた人こそ、Instagram写真を撮るのが上手になります。

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Instagramでお金を稼ぐ際に気をつけるべき2つのこと

画像: 画像:iStock.com/miya227

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ここまでInstagramで収益を得るために考えるべきことを紹介しましたが、ネットにはInstagramに関する詐欺など、ネガティブな情報も取り上げられています。悪いことに巻き込まれず、Instagramで稼げるようになるためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。ここからは、Instagramでお金を稼ぐ時に気をつけたいポイントを紹介します。

(1)お金を払う案件は受けない

企業からの案件で、こちらからお金を払う必要があるものは基本的にありません。「○○というイベントがあるので、XX円払って来てください」というように、お金が必要になるものは避けましょう。

1,000フォロワー以下の初心者の人にDMを送るような悪質業者からは、私も実際に連絡がきたことがあります。初心者の方は「依頼がきた!」と勘違いしてしまう場合もあるので、特に注意してください。逆に、お金をもらえる案件に対しては、詐欺のようなものはきたことはありません。

(2)全ての案件を受けない

詐欺以外で気を付けるべきことは、自分自身のアカウントを守ることです。世界観に合わない案件は、自分から断るようにしましょう。

「5,000円もらえるから」と、PR内容がアカウントの世界観と合っていないのに発信をする、というのがエスカレートしてしまうと、どんどん投稿フィードが広告で埋め尽くされ、気付けば謎のPRアカウントになってしまいます。

せっかく1万フォロワーまで集めたにも関わらず、PR案件・アフィリエイト案件を全部受け、ストーリーやフィードに投稿し続けた結果、積み上げてきたアカウントのファンたちが離れてしまうというのは辛いことです。

Instagramはセルフブランディングの場です。ただ写真を撮るだけでなく、自分の魅力を商品と紐付けながらどう見せていくか。そうしてフォロワーを集めていって、アカウントの価値を上げていくものであるということを忘れないようにしましょう。

Instagramを上手く使いこなして収益化にチャレンジしてみよう

それまで時給1,000円のパートを行っていた人が、Instagramでの1回の投稿で1万円、10万円を得られるようになり、自分の時間を作れるようになる場合もあります。Instagramを活用してお金を稼ぐことで、そのぶん他にやりたいことをやる時間が増える可能性もあるのです。

Instagramは、全員が無料で使えますし、すぐに発信者になることもできます。私自身、Instagramで人生が変わったひとりです。今150フォロワーのあなたでも、本気でアカウント運営を考えて続ければ、あなたの情報を参考にしてくれるフォロワーが増え、Instagramでの発信から収益を得ることができるようになるでしょう。

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