今回登場いただくのは、“だれでもカンタンに作れる”をモットーに、お手軽にチャレンジできる簡単レシピをTwitterで紹介しているまるみキッチンさん。どの料理も身近な材料を使い、パパッと10分程度で完成するのがポイントです。忙しい方にもぴったりの、時短&作り置きレシピを紹介していただきます。
まるみキッチンさんの作り置き事情
「作り置き」というと、仕込むのにまず時間がかかりそう……というイメージがある方もいるでしょう。ただでさえ料理に不慣れな方や忙しくて自炊をする余裕がない方は、ちょっとハードルが高く感じるかもしれません。
そんな方もご安心ください。作り置きも「パパッと」できるのがまるみキッチンさん流です。材料をあらかじめ切っておき、複数の料理に使いまわすのがまるみキッチンさんの作り置きスタイル。今回紹介する作り置きも、仕込みは15分で完了します。
作り置きを使えばレンジのみで完成! 「世界一カンタン」シリーズ
「時間がない方も、料理に不慣れな方も、絶対に美味しく作れるので騙されたと思ってやってみてほしい!」というまるみキッチンさんにご紹介いただくのは、同じ材料で3つの料理が楽しめる、その名も「世界一カンタン」シリーズ。
「世界一カンタン」シリーズは、最初にたったの15分で材料の作り置きを仕込んでおけば、食べる前に3分程度作業してあとはレンジに調理を任せればOKのレシピ。忙しい時にも出来たてを食べられるうえ、気分次第でメニューも変えられる、うれしい時短料理です!
まずは王道のカレー! 「世界一カンタンな特濃レンジカレー」
カレーというと煮込みに時間がかかるうえに、ちょっと気を抜くと焦げてしまったり、味の調整をしていたらすごい量になってしまったり……。ですが、 “世界一カンタン”シリーズのカレーならレンジであっという間に完成! 失敗知らずで濃厚な味わいに仕上がります。
レンジ調理はちょうど1~2人分を美味しく作ることができるので、特に一人暮らしではありがちな「カレーを作りすぎて余ってしまい、結局食べきれない」という悩みとも無縁です。
万能すぎる究極の作り置き! 切って分けるだけの“仕込み材料”
カレーを作る前に、一番重要な“仕込み”の作業を行いましょう。野菜や肉などを切って分けておくだけで、様々な料理につかえる万能な作り置きになります。今回は、2人で3日間分を作り置きする分量でご紹介します。
材料とおよその費用(2人分×3日分) | |
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じゃがいも | 6個 |
玉ねぎ | 3個 |
豚こま切れ肉 | 450g |
費用の目安 | 約1,050円 |
作り方の手順
① じゃがいも6個は皮をむき、2cm角ぐらいにカットして水に漬ける。
② 玉ねぎ3個も皮をむき、薄切りにする。
③ 豚こま切れ肉450gを3等分(各150g)に小分けする。
保存方法と保存期間の目安
じゃがいもは水に漬けた状態でラップなどをかけて冷蔵庫へ。玉ねぎ、豚こま切れ肉はジップロックなどの密閉容器にいれて、こちらも冷蔵庫で保存しましょう。その際、豚こま切れ肉は、小分けごとにラップに包んでおくと、使い勝手がよくおすすめです。
保存期間はじゃがいもが一番短く、3日程度が目安となります。皮をむいたじゃがいもは時間が経つと風味が落ちやすいため、3日で食べきれないという方は、仕込みの段階で皮をむかず、調理の際に皮をむいて使うのがよいでしょう。
3日で食べきれないけど、毎回むくのは面倒……という方は、すでに皮をむいて下茹でされた下処理済みのじゃがいもを買うのがおすすめ。「忙しい方は便利なアイテムを活用して、手間はどんどん省いていきましょう」とまるみキッチンさん。
※作り置きの保存期間について
今回ご紹介しているレシピの保存期間はあくまで目安です。冷蔵庫の温度や容器によって日持ちに差がありますので気を付けましょう。
仕込み材料を使ってパパッと完成! 「世界一カンタンな特濃レンジカレー」
仕込みができたら、いよいよ「世界一カンタン」シリーズを作りましょう。ベースとなる材料に味付けをすれば、あとはレンジにお任せしてあっという間に完成します。
材料(2人分) | |
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じゃがいも | 2個分 |
玉ねぎ | 1個分 |
豚こま切れ肉 | 150g(小分け1個分) |
水 | 200cc |
カレールー | 4かけ |
作り方の手順
① 耐熱容器にじゃがいも、玉ねぎ、豚こま切れ肉の順で入れたら、カレールー4かけと水200ccを加え、ラップをして600Wで6分加熱する。
じゃがいも、玉ねぎ、豚こま切れ肉の順で容器に入れるのは、素材ごとに火の通りやすさが異なるため。美味しく作る大事なコツです。
② 一度レンジから取り出し、全体にカレールーが行き渡るように混ぜたら、再び600Wで6分加熱して完成。
濃厚な味わいのカレーがあっという間に完成! お好みで卵黄をのせるのもおすすめです。レンジでの加熱を2回に分けるのは、最初の6分で具材に火を通し、次の6分でとろみを出すため。これをすることで、レンジで作ったとは思えない濃厚な仕上がりになります。
カレーだけじゃない! 「世界一カンタンな特濃シチュー」
カレールーをシチュールーに変えるだけで、特濃シチューに早変わり! 同様にレンジのみで調理可能なので、簡単&時短が叶います。
材料(2人分) | |
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じゃがいも | 2個分 |
玉ねぎ | 1個分 |
豚こま切れ肉 | 150g(小分け1個分) |
水 | 200cc |
シチュールー | 4かけ |
作り方の手順
作り方はカレーと同様。耐熱容器にじゃがいも、玉ねぎ、豚こま切れ肉の順で入れたら、シチュールー4かけ、水200ccを加え、ラップをして600Wで6分加熱。一度混ぜて再び6分加熱したら完成です。
あっさり和食にも変身。「世界一カンタンな無水レンジ肉じゃが」
今日はあっさりしたものが食べたい……という時は、まるみキッチンさんが「世界最速で作れる!」という肉じゃがはいかがでしょう。ルーの代わりにはめんつゆを使用します。水を入れないため、素材の栄養素や旨味をキープ。煮崩れも防ぐことができます。
材料(2人分) | |
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じゃがいも | 2個分 |
玉ねぎ | 1個分 |
豚こま切れ肉 | 150g(小分け1個分) |
めんつゆ(2倍濃縮) | 100cc |
作り方の手順
作り方はカレーやシチューと同様。耐熱容器にじゃがいも、玉ねぎ、豚こま切れ肉の順で入れたら、2倍濃縮のめんつゆ100ccを回しかけ、ふんわりラップをかけて600Wで6分加熱。一度混ぜて再び6分加熱したら完成です。できるだけ材料がめんつゆに漬かるようにすると味が染みやすくなります。
「本当にカンタンで、想像以上に美味しくできるレシピです。今まであまり料理ができなかった方が、料理に興味を持つきっかけになるとうれしいです」とまるみキッチンさん。
慣れてきたらショウガやニンニクなどを「ちょい足し」して、自分なりのアレンジを加えてみれば、料理の楽しさがより広がるレシピです。忙しくて料理をしている余裕がない、という方こそ試してみる価値があるでしょう。
まるみキッチンさんのTwitterでは、ごはんにぴったりのおかずから飯テロな丼もの、スイーツまで様々なレシピを紹介中です。そのどれもが10分程度で完成できるお手軽レシピ。ぜひ参考にしてみてください。