「家計を上手にやりくりできない!」「老後資金はいくら貯めればいいの?」など、お金にまつわる疑問や悩みを抱えている時、相談相手として頼りになるのがファイナンシャルプランナー(FP)です。FPへ相談したいと考えている人は多いと思いますが、その際、気になるのは相談料金でしょう。この記事では、相談料金の相場だけでなく、無料で相談できるサービスの上手な活用法も併せてご紹介します。

【1】FP相談は「時間制」「定額制」「コミッション(成功報酬)制」の大きく3つ。主流は「時間制」。
【2】FP相談の料金相場は1時間5,000〜2万円程度。
【3】無料のFP相談には様々なケースがあるが、有料の場合と同様のアドバイスを受けることができることも。
【4】お金の悩みを解決する入り口として、無料相談を利用してみるのも有効。

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まずはファイナンシャルプランナー(FP)相談の概要を理解しよう

画像: 画像:iStock.com/maruco

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この記事を読む人の多くは、まだFPに相談した経験はないと思います。そのため、まずはFPに相談できることについて、簡単に押さえておきましょう。

そもそもFPとは?

たとえばマイホームを持つという夢を実現するためには、「頭金を貯める」「無理のない返済方法を選ぶ」「万が一返済できなくなった場合に備える」など、経済面の計画を立てなければなりません。

このような、人生の夢や目標を叶えるために必要な経済面の計画を立てることを「ファイナンシャル・プランニング」と呼びます。そして、ファイナンシャル・プランニングの専門家が、ファイナンシャルプランナー(FP)です。

FPはどんな相談に応じてくれるの?

FPは、お金にまつわる相談であれば、基本的に何でも応じてくれます。一般的に多い相談事はつぎの5つです。

●家計のチェックや見直し
専門家の目で家計を分析し、使いすぎている項目や節約できる項目を見つけてくれます。その上で、貯金方法のアドバイスなどもしてくれます。

●住宅購入に関するマネープラン立案
現在の収入や家計の状況に応じ、無理のない住宅購入のマネープランを立ててくれます。ローン返済の不安を解消するために必要な民間保険の提案をしてくれる場合もあります。

●老後に備える資産形成
老後資金の不安に対する相談にも応じてくれます。どのような老後を過ごしたいのかといった希望を聞いた上で、家計の見直しや、資産運用などのアドバイスをしてくれます。

●出産や子育ての経済的負担軽減
出産や子育ての経済的負担を軽減する制度の内容や申請手続きについて詳しく教えてくれます。また子育てや教育にかかる費用を貯めるために役立つ、貯蓄や資産形成に関してもアドバイスしてくれます。

●保険の見直し
結婚や出産といったライフイベントに合わせて、現在加入している保険の内容をチェックし、保険を見直すべきかなど、適切なアドバイスをしてくれます。

FP相談の流れを紹介

ここで、一般的なFP相談の流れも簡単に押さえておきましょう。主にFPは以下の4つのステップを踏んで、相談者のお金の悩みや不安を解決に導いていきます。

〈表〉FP相談の4つのステップ

【ステップ1】人生の夢や目標、現在抱えている不安を整理する
【ステップ2】家計の現状をチェックする
【ステップ3】一緒に人生のマネープランを立てる
【ステップ4】マネープランの実行を支援する

4つのステップに関しては、以下の記事で詳しくご紹介しています。気になる人は併せて読んでみてください。

【関連記事】ファイナンシャルプランナー相談時の注意点や相談時の流れは? 詳しくはコチラ

ファイナンシャルプランナー(FP)相談の料金相場は「1時間5,000〜2万円」

画像: 画像:iStock.com/Perawit Boonchu

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FPに対して支払う報酬の決め方は、大きく分けて「時間制」「定額制」「コミッション(成功報酬)制」の3つに分類することができます。

このうち、最も一般的なのは相談時間によって料金が決まる「時間制」です。一定額を支払うことで何度も相談できる定額制や、FPが提案したマネープランの成果によって報酬を決めるコミッション制は、いわば上級者向けの料金体系といえるでしょう。

実はFPの相談料金には、決められたガイドラインがあるわけではありません。FPがそれぞれ独自に設定しているので、時間制の場合でも価格にはある程度の幅があります。

そこで参考になるのが、日本FP協会が行った調査です1)。同協会が認定する資格(CFP®およびAFP認定者)を持つFPを対象に行った「2021年度ファイナンシャルプランナー実態調査」によれば、1時間あたりの相談料金は「5,000〜1万円未満」が最も多く、次いで「1万〜2万円未満」となっています。

〈図〉1時間当たりのFPの相談料金の調査結果

画像: ファイナンシャルプランナー(FP)相談の料金相場は「1時間5,000〜2万円」

このことから、「1時間5,000〜2万円」を料金相場と考えてもいいでしょう。

ただし、ここで注意しておきたいのが、相談料金とは別にライフプランの提案書や、収入・支出・資産運用のキャッシュフロー表の作成料金を設定している場合があることです。

たとえば、1時間あたり5,000円の相談料金でも、提案書の作成が別料金になっていれば、トータルで支払う金額が1万円以上になる可能性があります。また、相談内容によって税理士、弁護士などのほかの専門家の協力が必要となる場合、その分の費用を請求されることもあります。

そのため、有料のFP相談を利用する際には、相談前に料金体系を詳しく確認しておくといいでしょう。

無料のファイナンシャルプランナー(FP)相談がある理由とは?

画像: 画像:iStock.com/itakayuki

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ネット検索などでFP相談のサービスを探してみると、無料で相談に応じているケースを見かけるのではないでしょうか。「タダより高い物はない」ということわざもありますし、中には無料のFP相談に対して、警戒心を抱く人もいるでしょう。「結局は、セールスなんじゃないの?」と考える場合もあるかもしれません。

実際、無料のFP相談には様々なケースがあるため、「無料」の理由を一口で説明することはできません。そこで、ここでは例として保険会社が無料のFP相談を行っている理由についてご紹介します。

冒頭でも解説したように、FPに相談する目的はライフプランを立てたり、お金に関する不安を解消したりすることです。

一方、保険会社の役割は保険商品を通じて、お客様が抱いている不安を軽減し、安心をお届けすることです。そのためには、お客様のライフプランや現在抱えているお金に関する不安について理解する必要があります

つまり、FP相談を受ける側とアドバイスをする側の目的が一致しており、あえて無料で実施しているわけなのです。

FP相談を通じ、ライフプランの悩みや不安を解消することが目的ですから、有料の場合と同様のアドバイスを受けることができますし、必要がない場合は保険商品をすすめることもありません。まずはお金の悩みを解決する入り口として、無料相談を利用してみるという使い方をしてみてもいいでしょう

無料のFP相談を上手に活用するコツは?

前述のとおり、無料のFP相談といっても、サービスによっては有料の場合と同等の相談をすることができます。

また無料相談は、初めてFP相談をする人にとって特にメリットが大きいと考えることができます。無料相談ならコストをかけずにFP相談を体験することができるからです。

「FPに相談してみたいが、お金をかけて失敗したくはない」「家計の見直し程度の悩みに高額な相談料金は支払えない」といった悩みがあり、これまでFP相談ができなかったという人は、体験感覚で無料相談を利用してみてはいかがでしょうか

もちろん、無料相談を行ってもらった上で、紹介された商品が自分にとって必要だと判断できれば、決して無駄にはならないでしょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)と上手に付き合うために、まずは無料相談から始めてみよう

FP相談の料金体系は、時間制が基本となりますが、FPによって料金に差があるため、人選は慎重に行いたいものです。そのためには、まず実際にFP相談を体験しておくことが重要です。初めてFP相談を検討しているのであれば、経験を積む意味でも、まずは無料相談から始めることをおすすめします。

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