この記事では、ファイナンシャルプランナーの小峯洋子(こみねようこ)さん監修のもと、入園・入学祝いの相場や渡す相手などについてご紹介します。「マネコミ!」独自調査による事例もぜひ参考にしてください。
※この記事は、2021年11月5日に公開した内容を最新情報に更新しています。
【入学祝いの相場一覧】祖父母・親族・友人からいただいた金額は?

画像:iStock.com/7maru
初めて入学祝いを贈る際や、対象となる子どもが進学するたびに「どのくらいの金額にすべきか?」と悩むことは多いでしょう。特に、幼稚園から小学校、中学校、高校と進学するにつれて、その基準も変わってくるものです。
このような場合、世間の相場を参考にするのがいいでしょう。そこで、「マネコミ!」が独自調査を行いました(調査協力/Fastask〈ファストアスク〉、入学祝いをもらった両親約400名を対象にウェブアンケートを実施)。
なお、入学祝いは対象となる子どもとの関係性によって、相場が大きく異なります。そのため、今回はお祝いをくれた相手を「祖父母」「祖父母以外の親戚」「両親の友人」の3つに分類し、調査を行いました。
(1)幼稚園・保育園の入園祝い

祖父母から | 祖父母以外の親戚から | 両親の友人から | |
---|---|---|---|
3,000円未満 | 5.5% | 4.9% | 9.1% |
3,000〜5,000円未満 | 7.5% | 12.7% | 18.2% |
5,000〜1万円未満 | 17.1% | 32.4% | 36.4% |
1万〜2万円未満 | 27.4% | 38.2% | 27.3% |
2万〜5万円未満 | 19.9% | 4.9% | 1.8% |
5万円以上 | 22.6% | 6.9% | 7.3% |
幼稚園や保育園の入園祝いで多かった金額は、祖父母からは「1万~2万円未満」で27.4%。祖父母以外の親戚からも「1万~2万円未満」で38.2%、両親の友人からは「5,000〜1万円未満」が36.4%という結果でした。当然ながら、親密な関係ほど金額が高くなる傾向になっています。
(2)小学校の入学祝い

祖父母から | 祖父母以外の親戚から | 両親の友人から | |
---|---|---|---|
3,000円未満 | 3.1% | 7.7% | 7.2% |
3,000〜5,000円未満 | 5.8% | 6.4% | 11.6% |
5,000〜1万円未満 | 19.5% | 30.1% | 34.8% |
1万〜2万円未満 | 30.5% | 42.3% | 30.4% |
2万〜5万円未満 | 16.4% | 5.1% | 4.3% |
5万円以上 | 24.8% | 8.3% | 11.6% |
小学校の入学祝いで多かった金額は、祖父母からは「1万~2万円未満」で30.5%、祖父母以外の親戚からも「1万~2万円未満」42.3%という結果になりました。両親の友人からの金額で多かったのは「5,000〜1万円未満」34.8%でした。
(3)中学校の入学祝い

祖父母から | 祖父母以外の親戚から | 両親の友人から | |
---|---|---|---|
3,000円未満 | 2.2% | 4.5% | 7.9% |
3,000〜5,000円未満 | 4.4% | 5.6% | 7.9% |
5,000〜1万円未満 | 10.9% | 24.7% | 31.6% |
1万〜2万円未満 | 29.2% | 44.9% | 39.5% |
2万〜5万円未満 | 19.7% | 9.0% | 5.3% |
5万円以上 | 33.6% | 11.2% | 7.9% |
中学校の入学祝いで多かった金額は、祖父母からは「5万円以上」が33.6%、次いで「1万~2万円未満」が29.2%でした。祖父母以外の親戚からの金額は「1万~2万円未満」が44.9%と約半数。両親の友人からは「1万~2万円未満」が39.5%、続いて「5,000~1万円未満」が31.6%となりました。
(4)高校の入学祝い

祖父母から | 祖父母以外の親戚から | 両親の友人から | |
---|---|---|---|
3,000円未満 | 1.4% | 2.2% | 10.0% |
3,000〜5,000円未満 | 2.9% | 2.2% | 6.7% |
5,000〜1万円未満 | 5.8% | 20.4% | 33.3% |
1万〜2万円未満 | 27.5% | 45.2% | 26.7% |
2万〜5万円未満 | 29.0% | 20.4% | 6.7% |
2万円以上 | 33.3% | 9.7% | 16.7% |
高校の入学祝いで多かった金額は、祖父母からは「5万円以上」で33.3%。祖父母以外の親戚からの金額で多かったのは「1万〜2万円未満」で45.2%。両親の友人からは「5,000〜1万円未満」が33.3%となりました。
(5)大学・専門学校の入学祝い

祖父母から | 祖父母以外の親戚から | 両親の友人から | |
---|---|---|---|
3,000円未満 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3,000〜5,000円未満 | 1.9% | 1.3% | 14.3% |
5,000〜1万円未満 | 4.6% | 13.9% | 23.8% |
1万〜2万円未満 | 18.5% | 39.2% | 33.3% |
2万〜5万円未満 | 28.7% | 31.6% | 9.5% |
2万円以上 | 46.3% | 13.9% | 9.5% |
大学・専門学校の入学祝いで多かった金額は、祖父母からは「5万円以上」が多く46.3%と約半数。祖父母以外の親戚からは「1万〜2万円未満」39.2%・「2万~5万円未満」31.6%。両親の友人からは「1万〜2万円未満」33.3%・「5,000~1万円未満」23.8%となりました。
特徴的なのは、祖父母と祖父母以外の親戚に関しては、「3,000円未満」が0.0%だったこと。親族の場合、大学・専門学校の入学祝いを3,000円未満にすることはあまりないといえそうです。
迷った人必見! 金額の決め方のポイント
ここまでアンケート結果から入学祝の金額の傾向をみてきました。そもそも入園・入学祝いとは、子どもの成長の喜びを祝うと同時に、学用品などにお金がかかる節目に援助するという意味合いがあります。
基本的には親族間のお祝い事とされていますが、身内でなくても、共に成長を見守ってきた親しい友人の子どもや、普段お世話になっている方の子どもなどに「お祝いしたい」気持ちを贈るのはOKです。
しかし、だからこそ、贈る方や金額に迷うという声が多いです。
そこで、ここからは入園・入学祝いを贈る方がいいか、どのくらいの金額にしたらいいかを決めるために、参考となる考え方を紹介します。
入園・入学祝いを贈る時に知っておきたいことは?

画像:iStock.com/ riya-takahashi
まずは入園・入学祝いを贈る時に知っておきたい基本を押さえておきましょう。
前述しましたが、そもそも入園・入学祝いは、親しい間柄のお祝い事です。そのため、孫や甥・姪といった親族の子どもに贈るのが基本になります。ただし、日頃から親しくしていて、親族と近しいような間柄になっている場合、親族以外の子どもに贈ってもおかしくはありません。
なお、基本的に入学祝いに対してお返しはいらないとされています。ただ、地域によって慣習が違うことや、親族間ならお祝いや行事の決まり事を話し合っている場合もあるでしょうから、それらに合わせるようにするといいでしょう(お返しはいらないとはいえ、受け取った時のお礼はするようにしましょう。この点は後述します)
ただし、普段からやりとりが少ない関係の人からいただいた場合は、内祝いを返すのが無難です。逆にいえば、関係の薄い方に入園・入学祝いを贈ってしまうと、相手の負担になる可能性もあるので注意しましょう。
手順①「入園・入学祝いを贈った方がいいか」を考える

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では、具体的にどのように考えていくかを紹介します。まずは、誰に贈ったらいいかという点です。
親族や友人家族など、「付き合いのある子ども全員に贈った方がいいの?」と、悩む人もいるでしょう。そんな時に考えたいポイントは、以下の3つです。
(1) 自分の子どもが今まで入学祝いをいただいたことがある相手かどうか
(2) 親族間でお祝いに関するルールを作っているか
(3) 入園・入学する子どもに対して、お祝いしたい、応援したい、という特別な気持ちがあるか
(1)自分の子どもが過去に入園・入学祝いをいただいた場合は、お祝いを贈った方がいいでしょう。
また、贈っていなくても、(2)親族間でお祝いに関するルールをつくっている場合もあります。初めて、親族の子どもにお祝いを贈る場合は、誰かに事情を聞いてみるようにしましょう。
(3)入園・入学をする子どもに対して、お祝いしたい、応援したいという特別な気持ちがある場合は、親族であるかどうかにかかわらず贈っても差し支えありません。ただこちらの一方的な気持ちで、かえって気を遣わせてしまわないかどうかという点は注意しましょう。
いずれにせよ、親同士で事前に話しておくとすっきりとやりとりができます。
手順②「どのような形で贈ったらいいか」を考える

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つぎに、どのような形で贈ったらいいかを考えましょう。入園・入学祝いと言っても、お金だけが選択肢ではありません。
進学に伴い、生活スタイルが変わったり、新たな教材が必要になったりします。進学先で何が必要かを考慮し、場合によっては相手に必要な品物を聞いてから贈る方法を選ぶとよいでしょう。
たとえば、小学校入学の場合、祖父母からランドセルを買ってもらうという話をよく耳にします。ランドセルは約3万円から、場合によっては10万円にもなるため、経済的な援助となるだけでなく、子どもにとってもうれしい贈り物となります。
また、中学・高校に進学すると、学校指定の制服や学用品が必要になったり、学校までの距離が徒歩圏外であるため自転車通学が必要になったりするなど、様々な出費がかかることが多いです。
もし、その子どもが欲しい品物や必要なものが把握できているなら、お金ではなく、入園・入学祝いとして品物をプレゼントするのもひとつの手です。あるいは、品物ではなく、「より勉強してほしい」という思いを込めた図書カードを贈るのもよいでしょう。
親に対して援助の意図で贈る場合は、汎用性の高いお金が適していますが、子どもに直接渡す場合は品物もおすすめです。本人に必要なものや欲しいものを確認するほか、親と相談の上で贈る品物を決めましょう。
【入学祝いの主な形式】
(1)現金
(2)図書カードなどの金券
(3)品物(ランドセルや文具など、学校で必要な物)
手順③「いくら贈るか」を考える

画像:iStock.com/Kana Design Image
最後に決めるのが、金額です。最も悩む部分だと思いますが、基本的に、入園・入学にかかる費用を援助する気持ちを渡すつもりで、シンプルに考えましょう。
●品物を贈る場合
品物で贈る場合は、本人や家族の望むものをなるべく選びたいものですが、加えて贈る相手に気を遣わせない金額の範囲内で選ぶことを忘れてはいけません。
たとえば、「読書を楽しむ書籍代として」「通学に使う鞄代として」「部活のグローブ代として」など、贈る相手の年齢や関係性に応じた金額の範囲内で買えるものの中から選ぶといいでしょう。
●お金を贈る場合
つぎに、お金を贈る場合ですが、冒頭に示したアンケート結果を基に、「相場一覧」を作りました。ただし、ここまで解説してきたように、贈る相手との関係性や地域性、親同士の話し合いなど、様々な要因により、必ずしもこれらの金額にあてはまるわけではありません。目安としてください。
〈表〉入園・入学祝いの相場一覧(「マネコミ!」独自調査の結果)
年代 | 祖父母から | 祖父母以外の親戚から | 両親の友人から |
---|---|---|---|
幼稚園・保育園 | 1万〜2万円未満 | 1万〜2万円未満 | 5,000〜1万円未満 |
小学校 | |||
中学校 | 5万円以上 | 1万〜2万円未満 | |
高校 | 5,000〜1万円未満 | ||
大学・専門学校 | 1万〜2万円未満 |
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入園・入学祝いを贈る時に注意したい7つのマナー
入園・入学祝いを渡す時に限りませんが、お祝い事やお金のマナーに気をつけて、気持ちのよいやりとりを心がけましょう。
(1)贈る相手を困らせない金額にする

画像:iStock.com/years
お祝い事となると、贈る相手の喜ぶ顔を思い浮かべてつい高額なお祝いを贈りたくなるかもしれません。入園・入学祝いは子どもに対して贈るお祝いであるため、お返しはいらないとされています。しかし、あまり高額なお祝いを贈ると気を遣わせてしまいます。
そしてお互いに子どもがいる場合は、相手に同程度の金額を贈る必要があると感じさせてしまう可能性があります。
金額に迷う場合は、相手と相談して決めてもよいでしょう。相場を大きく超える金額は避けるのが賢明です。
(2)品物は困ることも。迷ったら現金にする

画像:iStock.com/ Hakase_
進学に対するお祝いということで、学用品などを贈りたいと考える人も多いでしょう。しかし、良かれと思って品物を贈っても、相手が既に持っていたり、置く場所に困ったり、好みが合わなかったりするケースがあります。
そのため、品物を贈る場合、特に家具のような大きなものや、長く使うランドセルなどは、できるだけ本人や親と一緒に選ぶようにしましょう。
ただ、一緒に選びたくても遠方にいて選べない時、またデザインなどを選ぶ自信がない時や、欲しいといわれたものに馴染みがなく、買える場所がわからない時もあるでしょう。
そういった場合は、希望する品物を購入するのに必要な現金を贈るようにすれば、お互いに満足感のあるお祝いになるでしょう。
(3)入園式・入学式より前に届くように手配する

画像:iStock.com/ paylessimages
日本では、多くの学校で入学式が4月に行われます。入園・入学祝いは、入学の事実が分かり次第、3月中旬までに贈るのがマナーです。
受験での進学の場合は合否がわかる前に届けるのは避けてください。受験の結果や進学の有無が3月中に判明しない場合は、卒業祝いとして贈りましょう。
卒業に続いて入学を迎えることが多いですが、2度重複して贈る必要はありません。入学を優先して1度贈ればOKです。卒業祝いとして贈る場合は、2〜3月の卒業式に合わせて渡しましょう。
なるべく入学前がいいですが、品物の場合、希望のものが売り切れていたなど、やむをえず入学後になってしまうこともあるでしょう。その際は、入学式前に「目録」として贈るのも一案です。
(4)お札は新札がベスト。ピン札やきれいなお札でも可

画像:iStock.com/years
封入するお札は、ほかのお祝いと同様に新札を用意するのがベストです。
しかし、銀行で新札を用意するのを忘れたり、時間がなかったりする場合もあります。その場合は使用されているものの折り目のない、いわゆるピン札でもよいでしょう。汚れやシミ、シワがない、“なるべくきれいなお札”を用意すれば大丈夫です。
日頃からきれいな状態のお札を見つけたら、お祝い事のために保管しておくとよいでしょう。
(5)4や9のつく金額は避ける

画像:iStock.com/FoxysGraphic
子どもへ贈るお金ではありますが、結婚祝いや出産祝いなどと同じように慶事のマナーを踏襲しましょう。忌み数を気にしない人もいますが、縁起を担ぐ意味でも避けるのがおすすめです。特に、「4」は死を連想させ、「9」は苦を連想させるため、避けるようにしましょう。
(6)お札の表裏を間違えずに封入する

画像:iStock.com/years
御祝儀袋のマナーと同様に、お札の表裏を意識しながら、のし袋に入れます。肖像画が描かれている面が紙幣の表面です。のし袋の表側にお札の表が向くように入れましょう。また、お札の下が右側に向くようにします。
(7)水引きは、何度あってもよいお祝いに使う蝶結びに

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最近では、のし袋に“入学祝い用”と書いてあるものが売っているので、それを選べば間違いありません。水引きには、何度繰り返してもよいお祝い事に使われる蝶結びを使いましょう。結婚や快気祝いなどの一度きりであってほしいお祝い事に使う、結び切りと間違えないように注意してください。
また、表書きは「祝御入学」や「御入学祝」と書きます。ただ、文字数が4になることが気になる場合は「御入学御祝」と書くこともあります。贈る相手の子どもが小さい場合は、「にゅうがくおめでとうございます」となるべく読みやすいようにひらがなで書くのもよいでしょう。
入園・入学祝いをいただく側のマナーとおすすめの使い道
ここからは“入園・入学祝いをいただく側”の立場になってマナーと使い道について解説します。入園・入学祝いは、子どもにとっては高額なので、実際に受け取るのは親ということが多いでしょう。そんな場合でも、子どもにお祝いをいただいたことは伝えるようにしましょう。ここでは、入園・入学祝いをいただいた時の対応とその活かし方を紹介します。
入園・入学祝いをいただいた時のマナー【お礼の仕方】

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入園・入学祝いをいただいた場合、親からお礼を伝えることが多いと思いますが、お祝いをいただいた本人である子どもからもお礼をいうことが大切です。
電話で伝えるのもよいと思いますが、子どもにお礼状を書かせることもおすすめです。小学校入学時はまだひらがなを満足に書けないかもしれませんが、「ありがとう」だけでも子どもの自筆で書いて送れば、受け取った贈り主も喜んでくれるのではないでしょうか。
現金や商品券でいただいた時には、実際に買ったものやそれにまつわるエピソードなどを綴ったお礼状を書くといいでしょう。入学式の写真を添えるのもいいですね。贈ったお金が本人の役に立ったということが伝わり、贈った側もうれしく思うはずです。
入園・入学祝いをいただいた時のマナー【お返しの方法】

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結婚祝いや出産祝いの場合、内祝いを返すことがほとんどですが、入園・入学祝いの場合は不要とされています。
しかし普段あまり親交のない方や、子どもがいない友人・知人からある程度の金額のお祝いをいただいた場合には、内祝いを贈ることも検討してください。
子どもがいる同士であれば、相手の子どもの入学時にお祝いを贈ることで、お返しに相当すると考えることもできるでしょう。お互い様だから内祝いはなしにしようなどと、話し合っておくと、気を遣いすぎることもなくなります。
こうした話し合いの結果やお祝いをいただいたことを忘れないためにも、記録を残しておくことをおすすめします。専用のノートを用意したり、パソコンでファイルを作成しておいたり、自分がわかりやすい方法で記録しておきましょう。
入園・入学祝いを使う時のポイント
前述したように、学習机やランドセルなど、入学祝いの品物を買うために現金をいただいている場合は、購入時に誰からのお祝いで購入しているのかを子どもに伝えるようにしましょう。
子どもに親以外にも応援してくれる人がいることを伝え、たくさんの人に支えられて成長してきたことへの感謝の気持ちを改めて確かめる機会としましょう。
お金の価値を理解できる年齢になってきたら、勉強をするためにはお金がかかることを話し合うことも大事になります。進学への意欲や学ぶ意味を考えるきっかけにもなるでしょう。
入園・入学祝いは何よりも気持ちが大事。お祝いの気持ちを込めて渡そう
入園・入学祝いは、お祝いしたい気持ちをお金という形で表現しています。現金でいただくのは使い勝手がよくありがたいですが、品物でいただくのも、子どものことを思って選んでくれたその気持ちを含めてとてもありがたいものです。
贈る側は、「どんな形式で、いくらお祝いを渡すか」も気になると思います。しかし、入学祝いはそもそも身内の間でのお祝いが基本ですし、子どもに対して贈るお祝いです。あなたが贈るべき「顔の見えている」相手なのかを今一度見直すところから始めるのもいいかもしれません。
子どもの成長の節目を共に祝う入学祝い。贈る側は形式ばかりにとらわれず、贈られるほうは感謝の気持ちを忘れずに、ともにうれしい気持ちを分かち合いましょう。