発売するレシピ本はどれもベストセラー、Twitterでレシピを公開すると10万以上ものいいね!がつくこともある、大人気料理コラムニスト・山本ゆりさん。

この企画では「おひとりさま女性が作る家ごはん」をテーマに、高コスパで、作業時間は15分以内、そして火を使わずレンジでできてしまう簡単レシピを山本さんに紹介してもらいます。

この記事の著者

山本ゆり

料理コラムニスト。大阪生まれ&在住。どこにでもある材料で誰でもできるレシピをブログや本で紹介している。著書『syunkonカフェごはん』シリーズは累計670万部。最新刊『syunkonカフェごはん7 この材料とこの手間で「うそやん」というほどおいしいレシピ』。エッセイ本『syunkonカフェ雑記 クリームシチュウはごはんに合うか否かなど』他。
ブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」
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帰宅後にごはんを作るって、疲れますよね

画像: 帰宅後にごはんを作るって、疲れますよね

仕事で疲れて帰ってきて、そこからご飯を作る……というのはけっこう面倒なことやと思う。

特にひとり暮らしの場合、十分な調理スペースがないことも多い。流し台とコンロの間、まな板置くスペースがゼロやったり、コンロが1口しかなかったり、2口あると見せかけてお鍋とフライパンを同時に置いたら思い切りどっちかはみ出て「結局1口やないか!」てなったり。

いや、ご飯を作るだけならまだいいんです。そのあとの洗いものが特に面倒で。チャチャッと野菜炒めを1品作るとしても、まな板、包丁、フライパンくらいは洗わなきゃあかんし、コンロにはねた油を拭いたり、床に落ちたモヤシを拾ったり……何だかんだ面倒くさい。

あと、ひとり分だけ作るのって効率が悪かったりもするんです。1品作るのに野菜もお肉も色々買い揃えるものの、使うのはちょっとだけ。ラップに包んで冷蔵庫に入れ、結局使い切れずに腐らせてしまったり、勿体ないから全部入れてまえ!とジャンジャン切って入れたら「何人分やねん……」という量ができて食べきれなかったり(逆に毎回無理やり食べて「むしろ太るわ」てなる場合も)。

ここまで書くと外食のほうが経済的なんちゃうか……という気もしてきますが。

でも、やっぱり長い目でみると、自炊は圧倒的に安くつきます。外食で安く済ませても350円はかかるし(それ絶対牛丼やん)、何より健康面も気になる。社会人の頃はほぼ昼も夜も外食やったんですけど、顔パンパン、スーツぱつぱつでした。

ということで、この連載ではひとり暮らしの自炊に最適な、電子レンジ料理を紹介します。

レンジ料理って、ひとり暮らしの救世主なんです

画像: レンジ料理って、ひとり暮らしの救世主なんです

レンジ料理は苦手、という方もまだまだ多いと思います。目の前で焼けてる様子が見えへんから不安やし、1分間違うだけで「嘘やん」というほどカチカチになったり、「パアン!」とか「ボン!!」とか庫内から音がしてヒィーとなったり……。

でも慣れれば、これほど便利な調理道具は無いぐらい、日々の生活を助けてくれます。

まず火が通るのがめちゃめちゃ早い。火加減の調節もいらないし、洗い物がとにかく楽! 油も減らせるからヘルシー、茹でる際の水もほぼいらないから栄養も残せる、入れてしまえば加熱中は目も手も離せて自由の身……と良いこといっぱい。

何よりひとり分の料理にめちゃくちゃ向いてます(むしろ大量には向かない)。

煮物などお鍋やフライパンだと煮詰まるから何だかんだでたくさん調味料がいるけど、レンジは少ない調味料で作れるし、作り過ぎるなどの無駄がない。

今回紹介するのは、そんなレンジ料理の中でも特に簡単で材料も少ない納豆チャーハンです。食材は納豆、卵、ご飯のみ! 調理時間は5分以内!

簡単なのもそうですが、何よりめちゃくちゃ美味しいです! ごま油+鶏ガラしょうゆ味で箸(スプーン?)が止まらない。

納豆は炒めると少し苦みが出ますが、レンジだと炒めないので苦みも出ず、むしろフライパンで作るよりも美味しいです。最初に卵に油を混ぜて半熟状にチンしてからご飯を混ぜることで、ご飯が団子にならず、卵もふわっと仕上がります。

フライパンにくっついた納豆や卵を洗う手間がないのも嬉しい!

レンジ料理は不安、何となく美味しくできないと思っている方、良かったら一度試してみてください。

包丁不要! レンジで納豆チャーハン

材料(1人分) 調理時間:5分以内
1個
ごま油大さじ1
納豆1パック
温かいご飯茶碗1杯分(約150g)
A顆粒鶏ガラスープの素、しょうゆ各小さじ1
A塩、こしょう各少々
(好みで)ねぎ、粗挽き黒こしょうなど各適量
使用道具
耐熱容器(ここではジップロックコンテナ容量700mlのもの)
菜箸
ゴムベラ

<作り方>

① 耐熱容器に卵を割り入れて混ぜ、ごま油(計量スプーン使ったらヌルヌルして洗うの面倒やから、心の大さじ1でいいです)、付属のたれを混ぜた納豆を加えて混ぜ、ラップ無しで電子レンジ(600W)で約1分加熱する。

画像1: <作り方>

② 半熟状になったら(まだ生やん、という部分と完全に固まってる部分がムラになっててもお気になさらず)ご飯とAを混ぜ、再びラップをかけずに2分加熱する。ラップをかけずに加熱することで水分がこもらず、ベチャッとならずに仕上がります。

画像2: <作り方>

鶏ガラスープの素が無ければ粉末和風だしの素でもOK。それも無い方は中華スープの素とか、なんか美味しそうな粉があったら入れて(何?その粉)。何も無ければ塩こしょうで。

画像3: <作り方>

③ さっくり混ぜて器に盛り、好みでねぎをのせ(ねぎはすでに切ってあったってことにしてな)、黒こしょうをふる。

完成!

画像: 完成!

ここでちょびっとアドバイス。具に火を通したねぎを加えたい場合は、最初に長ねぎのみじん切り1/4本を入れ、塩、サラダ油少々をかけてふわっとラップし、レンジで2分チンしてから卵、ゴマ油、納豆を加えればできます。

あと、レンジに残る納豆の匂いが気になる!という方がもしいらっしゃったら(もしいらっしゃったらて。だいたい気になるやろ)、納豆を入れずに加熱し、仕上げに混ぜるパターンにしてもOKです。

ただ、パラッと感は薄れるので個人的には最初に入れるのをおすすめします。匂いはしばらく扉をあけておくか、耐熱ボウルに水200mlと酢50ml(もしくは半分に切ったレモンを絞って皮ごとボチャンとつける)を入れて3~4分加熱し、拭き取ればスッキリします。

まあ、なんもせんでもいずれ消えますけどね。一生匂うことはない。

どんなに疲れて帰ってきても、こんなにラクなら作って頂けるのではないでしょうか。っていってもなかなか、私も外食ばっかりだったんで偉そうには言えませんが……。

ちなみに、値段は卵が1個約15円、納豆1パックが約30円、ごはん1杯はお米によるけど25~30円ぐらいなんで、ざっくり100円以内! 2杯食べても外食に比べてずっと経済的なので、良かったら是非作ってみてください。

イラスト=akane0119

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山本ゆり

料理コラムニスト。大阪生まれ&在住。どこにでもある材料で誰でもできるレシピをブログや本で紹介している。著書『syunkonカフェごはん』シリーズは累計670万部。最新刊『syunkonカフェごはん7 この材料とこの手間で「うそやん」というほどおいしいレシピ』。エッセイ本『syunkonカフェ雑記 クリームシチュウはごはんに合うか否かなど』他。
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