おうちゴハンの機会が増える中、「作り置き」料理が注目されています。そこで様々なジャンルで活躍する料理家のみなさんに、簡単に作れて高コスパ、さらにアレンジも可能な作り置きレシピを紹介していただきました。

今回登場していただくのは、日本一Twitterフォロワー数の多い管理栄養士「#ラク速レシピのゆかり」こと、五十嵐ゆかりさん。身近な食材を使って簡単・時短で美味しく作れるレシピが人気を集めています。

この記事の監修者

五十嵐 ゆかり

管理栄養士・料理研究家、スイーツブランドtoroaクリエイティブディレクター。
日本一Twitterフォロワー数の多い管理栄養士。フォロワー数は2022年1月現在、39万人超。身近な食材を使って簡単時短で美味しく作れるレシピを得意とし、Twitterでは「#ラク速レシピ」で人気を集めている。クリエイティブディレクターを務めるスイーツブランド「toroa」では、Makuake10時間1000%で完売のとろ生ガトーショコラや2021年Hanako9月号「ときめく! スイーツ大賞 2021後半」お取り寄せスイーツ部門受賞のとろ生チーズケーキの商品開発を手がける。

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ゆかりさんの作り置き事情

「料理は無理せず、その時の自分に合った形で。ラクできるところはどんどんラクしよう!」をモットーにしているゆかりさん。作り置きのために、まとまった時間の確保はしていないそうです。日々の料理の合間に2~3品を「ついでに作り置き」がゆかりさん流。調理まで手が回らない時には、食材をカットして冷凍庫に保存することで無駄なく活用。食品ロスを減らせるのも、作り置きのメリットと言えます。

作り置きこそ、時間をかけずにラクをしよう

画像: 作り置きこそ、時間をかけずにラクをしよう

忙しくて毎日料理をする時間がないという人は、休日などにまとめて作り置きをしておくと日々の食事の準備がグッとラクになります。でも、貴重な休日こそ料理に時間を取られたくない! というように、とにかく料理に時間をかけたくない気分の時もありますよね。そこで、普段から「ラク速」で仕上げるゆかりさんに、調理もアレンジも簡単、時短で作れるミートソースレシピを教えていただきました。

まずは基本のソースを15分で! 「レンジで作り置きミートソース」

画像: まずは基本のソースを15分で! 「レンジで作り置きミートソース」

ミートソースといえば、パスタのほかにも、グラタン、トースト、オムライスなど、様々な料理にアレンジ可能。作り置きにはもってこいの料理なのです。ただ、実際に作るとなると順番に野菜を炒めて、煮込んで……と手がかかりそうなイメージがありますよね。でも、今回ゆかりさんが紹介するのは、なんと火を使わずにレンジだけで作る簡単レシピ。玉ねぎさえ刻んでしまえば、あとはレンジで加熱して混ぜるだけの手軽さです。

玉ねぎのみじん切りを時短したい時には、ハンディチョッパーを使用するのがおすすめ。

画像: 画像提供:有限会社ケイ・アンド・エー

画像提供:有限会社ケイ・アンド・エー

ポイントは味付けにトマトケチャップと醤油を使うこと。レンジだけで作ったとは思えない、じっくり煮込んだような深みのある味わいに仕上がります。

材料とおよその費用(作りやすい分量:4食分・約1,000g)
合いびき肉300g
玉ねぎ1個
トマト水煮缶1缶(400g)
トマトケチャップ大さじ3
コンソメ顆粒小さじ2
ニンニクチューブ小さじ1/2
コショウ適量
醤油大さじ1と1/2~大さじ2
費用の目安約670円
※費用は編集部調べ

作り方の手順

① 玉ねぎをみじん切りにし、保存用耐熱容器に入れる。ずらして蓋をするか、ふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで2分加熱する。

画像: 写真では、容量1,100ccの保存容器を使用しています

写真では、容量1,100ccの保存容器を使用しています

② トマト水煮缶、トマトケチャップ、コンソメ顆粒、ニンニクチューブ、コショウを混ぜ入れる。その上に合いびき肉を乗せ、上から醤油をかけて軽く混ぜる。

画像: レンジで加熱する際はぴったりと蓋をせず、すこしずらして隙間を作っておくのがポイント

レンジで加熱する際はぴったりと蓋をせず、すこしずらして隙間を作っておくのがポイント

画像1: 作り方の手順

③ ずらして蓋をして(もしくはふんわりとラップをかけ)、600Wのレンジで7分加熱する。一度取り出してかき混ぜ、再びレンジで3分加熱して完成。

保存方法と保存期間の目安

画像: 冷凍すれば約1か月保存できます

冷凍すれば約1か月保存できます

保存期間は、冷蔵庫なら4〜5日が目安。容器は清潔にし、しっかり冷ましてから蓋をして冷蔵庫に保存します。

一度に食べきらないときは、保存容器ごとそのまま食卓に出すのではなく、食べる分だけ取り分けて残りはすぐに冷蔵庫にしまうようにしましょう。

冷凍する場合は、約1カ月保存できます。粗熱が取れたら、1度に食べたい分量に分けて保存袋に入れて冷凍庫へ。その際、アルミトレーに乗せるのがおすすめです。熱伝導性の高いアルミの上で冷やすことで、食材を急速冷凍させることができます。

※作り置きの保存期間について
今回ご紹介しているレシピの保存期間はあくまで目安です。冷蔵庫の温度や容器によって日持ちに差がありますので気を付けましょう。

パスタもレンジで茹でて簡単&うま味たっぷり。「レンジでミートソースパスタ」

画像: パスタもレンジで茹でて簡単&うま味たっぷり。「レンジでミートソースパスタ」

さて、このゆかりさん直伝のミートソースさえあれば、帰りが遅くなってしまった夜も、10分で本格的なミートソースパスタを作ることができます。パスタを茹でる工程もレンジにお任せ。お湯を沸かす手間がないうえ、ミートソースと一緒に加熱することで、パスタがうま味をたっぷりと吸い込みます。

追加で必要な材料(2人分)
レンジで作り置きミートソース500g
パスタ(「茹で時間」が5分のもの)160g
300cc
オリーブオイル大さじ1
塩、コショウ適量
粉チーズ(お好みで)適量

作り方の手順

画像2: 作り方の手順

① 調理は1食分ずつ、2回に分けて行う。耐熱容器にパスタを半分に折って入れ、水、ミートソースを入れる。

画像3: 作り方の手順

② パスタが水分に漬かった状態にして600Wのレンジで8分加熱し、オリーブオイルを混ぜて塩、コショウで味を調える。

③ 器に盛り、お好みで粉チーズをかけて完成。

重ねるだけでOK! 「食パンでラザニア風」

画像: 重ねるだけでOK! 「食パンでラザニア風」

さらに一味違うレシピとして、食パンを使った「ラザニア風」アレンジをご紹介します。

ラザニアは本来、専用のパスタやオーブンが必要で少々ハードルの高い料理ですが、こちらもレンジだけであっという間に完成する時短レシピ! ボリュームたっぷり、満足感抜群に仕上がります。こちらのレシピ自体も作り置きが可能なので、朝ごはんやランチにも大活躍しそうです。サラダやスープを添えてワンプレートにするのもおすすめ。

追加で必要な材料(2人分)
レンジで作り置きミートソース150~200g
食パン(8枚切り)4枚
3個
市販のホワイトソース150g
ピザ用チーズ70g
乾燥パセリ(あれば)適量

作り方の手順

画像4: 作り方の手順

① 卵をといて卵液をつくり、食パンをくぐらせる。

画像5: 作り方の手順

② 食パン、ホワイトソース、ピザ用チーズを順に重ね、これを食パン4枚分繰り返します。

画像6: 作り方の手順

③ ふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで4分加熱する。お好みでドライパセリをふって完成。

画像7: 作り方の手順

作り置きで保存する場合は冷蔵庫で保存し、2~3日を目安に食べきってください。食べる分だけ切り分け、レンジで再加熱していただきます。

「料理でラクできるところはラクしてほしい! そして、空いた時間は思い思いの時間をお過ごしいただきたい!」そんな願いを込めてレシピ開発をしているというゆかりさん。ラクして美味しいごはんが食べられれば、料理がもっと好きになりそうです。

忙しい日々を送っている方はぜひ、ゆかりさんの「ラク速レシピ」を活用してみてください。

▶︎五十嵐ゆかりさんのTwitter はコチラ

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